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ginger-yell

辛口エール

蛍の光

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日本人は蛍が好きだ。

短い命を燃やしているような、あの儚い光。

決して派手さはない。控えめにチラ、チラと闇の中に浮かび上がるか細くも確かな存在。ワビサビを体現しているかのようでもありまさに日本人好みの生き物だ。

そんな蛍の旬はだいたい梅雨の前後から種類によっては8月頃までと言われている。それもその間ずっと見られるわけではない。例えば僕の住む地域ではもう見頃は過ぎた感がある。バイバイ蛍。また来年。

 

と、思っていたらまた蛍が見られるようである。

山口蛍がドイツへの旅行を終え、古巣であるセレッソ大阪に復帰する可能性があると報じられている。たしか今年の初めに旅立ったばかりじゃ…

確かに急な環境の変化、怪我による離脱、チームの不調(二部降格が決定)など苦境が重なった。自分ではどうしょうもない不運な面もあっただろう。

だけど、たしか今年の初めに旅立ったばかりじゃ…(大事なことなので2回言っておく)

 

なんというか、ずいぶんアッサリとしているよね。2部でも3部でも4部でもしがみつくつもりはないのね。そりゃあ日本に戻ってくればレギュラーで出られるし、実績もあるからそれなりに稼げるだろうし周囲もチヤホヤしてくれるよ。

でもそれでいいのかい?

いや確かに本人の決断だし、僕がどうこう言えるものでもないのは百も承知だ。

でもさぁ。勝負をしてない感じを受けるんだよね。応援したくなる何かが無い。

日本に帰ってくる決断は賢いかもしれないよ。だけど僕なんかはバカやるヤツの方により共感するし面白いと思うんだ。

今ってさぁ日本のそれなりの企業でエース格だったヤツが「俺はもっとビッグなステージを目指すぜ!」てさ外資系なんかのメガ企業に移ったけど全然使い物にならなくてさ。それで半年後に元の企業にやっぱこっちがいいから雇ってくれよって言ってるもんじゃない。送り出した社長とかズコー!!だよ。

逆に。「あいつあの外資系辞めたみたいだぜ」「マジで?」「何か同期のヤツが下町でたこ焼きの屋台引いてるアイツ見たってよ」ってなったらさ。バカだな。何のためにウチ辞めたんだよ。でも面白いからたこ焼き買いに行こーぜってなるじゃん。

もしかしたら一生うだつの上がらないたこ焼き屋台のオヤジで終わるかもしれないよ。あるいは成功して世界進出して「TAKOYAKI」を世界共通語にしてるかもしれない。どっちにしても何かやり切ったって感触は残ると思う。無難な選択するよりは。

 サラリーマンなら無難な選択も許されるよ。自分一人で行えることに自ずと限界があるからね。でもサッカー選手でそれはないだろう。

 

蛍の墓の清太だって、自由を求めて飛び出したじゃん。

あれ、あのまま親類の家にいたらさ、イビられて大変かもしれないけど生き延びた可能性はあるよね。だけど尊厳を求めた訳だよね。人としての。

 

飛び出してみたら雨凌げないし、食べ物ないし思てたんと違うって出戻り。

叔母はんだって以前より余計にイビるわ。ドロップの缶に異物混入しよるで。

 

清太「節子、それドロップでもオハジキでもない。ババやで」

節子「マジかあのヤロー」

 

あと鹿島アントラーズ所属のブラジル人カイオ選手がSNSで人種差別発言の被害を受けたらしい。この発言をした人間に一言言っておきたい。

人種差別は、それを受ける人間がくだらないんじゃない。する人間がくだらないんだ。