ジンジャーエール

辛口エールで一杯ひっかける

職場でノンアルコールビールを飲むのはダメなのか

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熱い暑い厚い篤い。

いやー「アツい」という一語をとっても漢字で表現するとたくさんありますね。

こんなに暑いと飲まずにはいられない…と思うのも不思議ではありません。

でも仕事中にお酒を飲むことはできない。そこでせめて気分だけでも、ということでノンアルコ―ルビールを飲んだら上司から怒られた!ネット上でちょくちょく話題になりますね。

この「職場でノンアルコールビールを飲む問題」について考えてみたいと思います。

職場でノンアルコールビールを飲むことの是非

僕の考えでは職場でノンアルコールビールを飲んでも構わないと思います。今のノンアルコールビールは完全アルコール0%でしょう?だったらコーヒーやコーラを飲むのと何が違うのか。喉が渇いたので何か飲もうと思ったときにそれがたまたまノンアルコールビールだったというのはそんなにダメなことなのでしょうか。

遊び気分の人間が職場にいることが周りのやる気もそぐ?

ノンアルコールビールを飲むなんて仕事に集中してない証拠。周りのやる気もそぐ。職場ノンアルコールビール反対派はこう言います。しかしやる気については心の中の問題。それを可視化することは本当にできるのか。無理がないでしょうか。先述しましたがコーラはどうなのか。メロンソーダは?トロピカルジュースなんて完全にバカンス気分やん。だいたい隣にノンアルコールビール飲んでる人間がいる程度でそがれるやる気ってずいぶん頼りなくないですか。

目的はリフレッシュして効率を上げること 

タバコ休憩はどうなのか。タバコ休憩中だってたいてい仕事のことは考えてないぞ。いや別にタバコ休憩がダメといってるわけじゃないんです。あんまり頻繁に、そして長時間離席するのは良くないけどタバコ好きな人にとっては一服することでリフレッシュできるならかえって効率が上がる可能性があるわけで。同じことはノンアルコールビールにもいえるんじゃないでしょうか。

斬新なアイデアを出せるかも

リラックスすることで創造力が刺激されることはあるでしょう。むしろ新商品開発なんかのクリエイティブな会議前に全員で飲んだっていいんじゃないか。そのほうがいいアイデアが出るかもしれないですよ。柔軟な発想を引き出すためのブレインストーミングのコツは他者の考えを否定しないことです。否定から入っては新しいものは生まれない。

それでもダメだという上司

いやいやノンアルコールビールを飲むなんて認めない!ここは職場だぞ!そういう上司もいるでしょう。

が、そこまでガチガチにいうのなら年次有給休暇を100%取らせてから言うべきだ。残業削減のために努力をしてから言うべきだ。違いますか?

グローバルスタンダードから遠くかけ離れてるのに従業員にだけそれを課すのはおかしくない?同様に就業規則で罰するのなら企業側は労基法その他労働関係各法を完全に守らなければならないでしょう。

部下にノンアルコールビール禁止を適用するなら、少なくとも部下が持ってる労働者としての権利は全て認めないといけないでしょうね(当たり前ですが)。それをせずにダメダメ言うのは道理として通らないです。

 職場を蝕む古い価値観

先日ビジネスマナーに関する本を読みました。

その中で服装はTPOに会わせなきゃならないとあった。

ある会社の社長は真夏でもスーツとネクタイで会いに来い、もしクールビズで来たら会わずに追い返す!とどや顔で語っていて、それをその本ではいい例として紹介していた。確かに身嗜みは相手を不快にさせないためのものですが、それならクソ暑い日にバカみたいにスーツ着てネクタイ締めて、ってヤツをみたらこっちまで熱くなるしかわいそうになる。それもTPOじゃないのかと思うのですがどうなのでしょう。

少なくとも僕は汗だくの営業マンをみて「わぁ頑張ってますね!」とは思わないです。そんなに暑いならネクタイ外して、半袖着ればいいのにと思います。

新しい感覚を認めないのは衰退の始まり

時代によって価値観は変わります。それこそ昔は仕事でちょっとミスすれば怒鳴られたり小突かれたりこのバカと罵られたりは当たり前だったでしょう。でも今は極力そうしないように管理職研修では教えられています。

年次有給休暇だって取れないのが当たり前。上司先輩が残っていたら仕事がなくても会社に残ってるのが当たり前。会社の飲み会には参加するのが当たり前。これらもそうです。いまこんな価値観で仕事をさせていたら有能な人は応募してこないでしょう。時代は変わります。新しい価値観だって当然出てきます。それに対応できなければ取り残されて消えていく可能性だってあるのです。

職場を変えるのは難しい

ただそうは言っても職場の風土を変えるのはそう簡単ではありません。特に若手社員が何か言っても「若いくせに何言ってんだ」と切り捨てられる可能性があります。たとえそれがどれだけ正論であってもです。まだまだそんなもんです。日本の職場環境なんて。

自分が変われば職場が変わる

だから僕から言えるのは職場でノンアルコールビールを堂々と飲めるようになる最も手っ取り早い方法は自分を変えることです。職場を変えるのは時間がかかる。しかも思ってた方向にきちんと良くなるかは未知数です。

だから自分を変える。

メチャクチャ仕事で成果を出す。

あるいはムードメーカーとしてノンアルコールビールを飲んでても許されるようなキャラになる。

「しょうがねーなーもう」「アイツなら仕方ないか」と周囲に思わせるんです。

普通の人が1時間かかる作業を50分で終わらせよう。で、余った時間に「さーせんwww」とか言いながらプシュっとやる。

あるいは普段から先輩上司の仕事をこまめに手伝って恩を売っておく。

 

別に媚びを売れとか社畜になれとか言ってるわけではありません。

むしろその逆で社畜にならないために自己防衛の手段として職場の中での自分自身を演出しましょう、ということです。

ビッグダディ風に「オレはこういう人間だ」と宣言しましょう!

その結果自分が職場でノンアルコールビールを飲むのが似合う人間になれたら、おのずとその職場もノンアルコールビールが似合う職場に変わっていくでしょう。きっと。

 

それではまたね!