リクルートの「赤すぐ みんなの体験記」(以下「赤すぐ」)が炎上したようですね。
事の顛末は
・妻の留守中に赤ちゃん(寝返りがやっとできるくらい)の世話を任された
・目を離した隙にベビーベッドから赤ちゃん転落
・焦るが、なんとか泣き止んだ
・妻が帰宅するも「何事もなかった」と落下事故を言わず
・妻への嘘を謝罪もせずにさらに皆さんもベビーベッドの柵を上げときましょうと謎の助言
ざっくりいうとこんな感じですかね。
そして妻に怒られるとか言ってる場合じゃない、ちゃんと報告や相談しろ、自己保身しか考えてないなどと炎上したようです。
で、さらにこの記事を書いた人が自身のプロフィール欄に「イクメン」と記載していたことがさらに火をつける結果となったようです。
うん。確かにこの内容はちょっとダメだよね。
子どものことを案じるという気持ちがあまり感じられない。
それよりはいいパパいい夫であることをアピールしたいんだろうなぁと思った。
気持ちは分からんでもない。僕も第一子の時は「自分の中では」育児に協力的な夫だと思ってた。あとで奥さんに聞いたら全然勘違いだったよ。トホホ。
やっぱり育児に関しては母親にかなわないところがあるから引け目を感じた結果「俺だって上手く育児できてるぜ」って思わせたいのか。あるいは単に男としてカッコつけたいのか。要はちょっと子供っぽいんだよね。今にして思うが。
ちなみに僕も子供をベッドから落とした経験がある。
ほんのちょっと眼を離したすきに…
ちょうどこの記事と同じように寝返りを打ち始めたころだった。
もうめちゃくちゃ慌てた。別の部屋にいた奥さん呼んで二人して慌てて病院行ったよ。
もし障害が残ったらとか後遺症が出たらどうしようとかアワアワってなった。
幸い何ともなかったが。
で、気になるのがこの「イクメン」って言葉だ。
ブログやSNSでプロフィールにイクメンですって書いてあるのをよく見るが、投稿を読んでみるとまぁ全然イクメンじゃない(笑)
なのになぜか育児についての講釈を垂れていることが多い。
つまりファッション的にイクメンを名乗っているのだ。そういう自分ってカッコいいよね?的な。
何かに似てるな~って思ったら、いわゆる「意識高い系(笑)」だなって気づいた。
もっともらしいことを言ったりやったりしてるっぽいけど、あんまり実体が伴ってなくて中身が薄いとか。なのにやたら上から目線だったり。
そう考えるとイクメンもそのうちイクメン(笑)とか(笑)付きで語られるようになるのかと考えてしまう。揶揄の対象になっちゃうっていうね。
ホントに意識の高い人と意識高い系(笑)のように。
もしかしたら意識高い系(笑)はイクメン(笑)予備軍なのか。そうなのか。
イクメン自体はすごくいいことなのに一部の考えの浅い人たちのおかげで物笑いの対象になるのは残念だ。
育児への参加についてはもちろん子供と触れ合う直接的な育児もあるけど、例えば洗濯物を干したり畳んだり、食器を洗ったり、週に何日かは料理をしたり、自分のワイシャツは自分でアイロンかけたりそういう家事を積極的に分担することで結果として母親の育児負担を減らす間接的な育児もあると思う。
たしかにこれらは地味でブログやSNSのネタになりにくいかもしれないが。
でも妻や子供と向き合い自分にできることをしっかりとやる❝内向き❞の育児が出来てこそのイクメンだと思う。外向きではなくて。
そこがブレなければイクメン(笑)ではなくてイクメンになれると思う。
なんだかとりとめのない文になったが今回はこのへんで。