僕のふるさと。
僕のふるさとは、かつて全国でもうえのほうに数えられるお酒の生産地の一つでした。
いまは生産量や消費量も昔に比べ減っているとはいえ酒蔵(お酒を作っているところ)の数はまだまだ日本でも多いほうみたいです。
特に県の南の方にある久留米の城島というところが生産地として有名です。
福岡県のお酒を飲む人は、昔は日本酒をよく飲んでいましたが、いまは焼酎をたくさん飲みます。
日本酒でも焼酎でもいいのですが、福岡の人はお酒が好きな人が多いのです。
たぶん食べ物がおいしいとかそういう理由があるのだと思います。
夜の繁華街を歩けば、焼き鳥屋さんや餃子屋さんがたくさんあります。
屋台でラーメン食べながらお酒を飲む人もたくさんいます。
お酒は体に良くないと言われます。
でも僕はお酒が好きです。
お酒を飲んで、友達と楽しくわいわいするととてもすっきりします。
体には良くないかもしれないけれども、心にはいい面もあると思います。
飲む量を決めるとか、ルールを守って飲めばいいと思います。
お酒を飲むときにルールを守るのはとても大事です。
お酒を飲むときにルールを守るのはとても大事です。
お酒を飲むときにルールを守るのはとても大事です。
福岡県では、いまから12年前にルールを守らず、お酒を飲んで運転した人間により、なんの罪もない3人の子供達の命が失われました。2006年8月25日のことです。これだけのことがあったらみんな意識も変わると思うじゃないですか。北斗の拳の第一部でラオウが天に還った後のシーンを思い浮かべる。ラオウ軍の兵士たちが戦いの虚しさに気づいて武器を自主的に燃やす。暴力で得られるものなんてない、これからは人を愛そう、みたいな。人生観180度変わるくらいの衝撃。ラオウの死ってそれだけ重いものだった。2006年の飲酒事故もそうだと思った。飲酒運転なんてするもんじゃない。絶対に。それまで飲酒運転くらいいいじゃんと考えてた人間だってそう考えを改めるだろう。しかし2017年ですよ。福岡県内の飲酒運転の検挙数は1440件。月あたり120件。1日4件。検挙されない件数はその何倍あるんでしょうか。2017年と書きましたが、実際のところ事故の5年後には増加に転じました。喉元過ぎればなんとやら、です。そこからいったん減少傾向にあったのですが、気が抜けたのか10年も過ぎたからもういいと考えているのか件数はまだまだ高止まりです。世の中にはルールを守る気もない反社会的な性格をした人間が一定数いることを考えると、完全に飲酒運転をゼロにするのは難しいかもしれません。でもゼロにするための試みはしていくべきだ。もちろん世の中からお酒がなくなれば飲酒運転事故もなくなるでしょう。しかしそうではなくてお酒を楽しみつつ飲酒運転事故をできるだけ失くすことが理想です。2006年のあのとき僕は独身だった。いまは3人の子供がいます。僕自身はもちろんのこと妻や子ども、家族や友人が飲酒運転事故の被害に遭うことは絶対に起きて欲しくない。
だから「わたしのふるさと」から飲酒運転事故を撲滅するために、僕にどんなことができるのかこれからも考えていきたいと思う。これからもずっと。