ジンジャーエール

辛口エールで一杯ひっかける

保育園落ちたの私だ日本死ねの人たちよ

僕のウチは無事入園が決まりました。先日入所説明会に行きいよいよ4月の入園式を待つばかり。

 

もともと通園している保育園をこちらの都合により転園することになり昨年保育園探しをしたのだけれどホントに大変だった。

既存の保育園ではどこも空きが無い。あってもせいぜい1人。

例えば母子家庭などのようにより必要性が高いところがあるだろうし、入園はまず無理っぽいという感じだった。

そこで第一希望を新設園にすることにした。

新設園はいろいろと大変とも聞くがそれは園にもよるだろうしなによりまずは入園することに必死だった。普通ならここの園の教育方針が~とか家から近くで~とか保育園選びのポイントはあるのだろうけど、そんなものはこの際無視してとにかく入れそうなとこを選ばざるを得なかった。

 

で、12月に希望を出した後約1か月半後に決定通知を受けるまではたぶん大丈夫だよね?という気持ちの反面落ちたらどうしよ…となんとも落ち着かない日々を過ごした。

 

んで、その後保育園落ちたの私だ日本死ねの問題が大々的に取り上げられることになるのだけど残念なことに未だに無知や偏見でこの問題を見ている人たちがいる。ついさっきもアニメの人のそういうブログを見つけた。

 

そういう人達の主張は例えば「子どもを産みたいと希望したのは自分。勝手に産んどいて国に泣きつくのは甘え」だという。まぁ基本的に女性を敵視か軽視してるよね。よほど女性に縁のない人生を送っているんだろうか。

子どもを産むのは女性しかできないけれど、子供をつくるのは女性だけじゃできないよね?なぜ男性の視点とか責任とかには触れないのだろうか。保活で悩む母親の隣には同じように苦悩する父親だっているのだよ。

それから「子供を産めない人や結婚できない人もいる。子供産んでる時点で勝ち組で幸せなんだからそのうえ仕事も、とかわがまま言うな」ってのもあった。

どんな生き方をしようが、何を幸せと感じようがそんなのは人それぞれで自分の価値観を押し付けんな。大きなお世話だよ。と思う。

あとこんなのもあった。「そもそも保育園に預けるな。愛情が足りない。手元で育てるべきだ。」

…これ本気で言っているのかな?

女性はキャリア積んじゃいけないのかな?

こんなしょうもないこと言う男よりもはるかに優秀な女性はいくらでもいるよ。

(たぶん優秀な女性が怖いんだろうね。)

あと保育園などの集団生活を経験することは子供の成長に良い影響を与えたりもするよ。だいたい子育ては女性だけがしなきゃならないとおもってんのかな?江戸時代ならまだしも世は平成だよ。21世紀だよ。

それからこれは笑った。国会に意見書を提出に行った母親たちがエルゴの抱っこ紐をしていたのを取り上げ、「2~3万円もする抱っこ紐使うなんて富裕層じゃないか!保育園必要ないだろ!」的なことをツイッターあたりで言ってた人達。的外れすぎて反論どころか嘲笑の的になってた(笑)

 

こういった人たちの傾向って社会経験や女性経験が少なく(あるいは無く)社会的知識も乏しいという感じじゃないだろうか。まさに無知と偏見から来るものだ。

 

保育園落ちたの私だ日本死ねの人たちだって本気で日本に死んで欲しいわけじゃない。

本当なら希望と誇りをもって日本で生きていきたいはずだ。

しかし現状の育児環境や雇用環境では「ただ普通に生きる」ということでさえ難しいという状況に絶望しているのである。そこをきちんと読み取らないといけない。

「わがままを言っている」などと読むのは大きな間違いだ。

 

保育園落ちたの私だ日本死ね、の人たちよー

僕はあなたたちを支持する。といっても僕も当事者になっていたかもしれない人間だ。問題はこのことについて今はあまり関係のない人達にどう理解してもらうかだ。

これからもこのブログで周辺の問題も含め(保育士の人材難とか待遇の悪さ、マタハラなど)積極的に取り上げていきたいと思う。