ひどい話です。
鳩山二郎氏は鳩山邦夫氏の次男で、邦夫氏の死去に伴い行われた衆院補選に出馬、当選して衆議院議員になりました。晴れて。
で、馬脚というかアホ面をさっそく晒しているわけです。
自民党の鳩山二郎衆院議員(福岡6区)が11月、県南を流れる花宗川の改修工事を巡り、筑後市など流域5市町と共に国土交通省に陳情した際、「筑後市はどうでもいい。私の選挙を邪魔したところだから」などと発言していたことが14日分かった。鳩山氏側は「覚えていない」としているが、同市は「ゆゆしき問題だ」と反発しているという。
同日の県議会県土整備委員会での質問に、県が筑後市側に確認して答えた。
県によると、陳情は11月29日。関係5市町などで作る花宗川改修期成会が整備促進を求めた席で、同会顧問の鳩山氏が発言した。鳩山氏は直後に「冗談です」と打ち消したとされ、筑後市の副市長がその場で「困ります」といさめた。後日、同市の中村征一市長も鳩山氏に電話で「心外だ」と抗議した。(引用元:毎日新聞)
この一族にはアホの血でも流れているのでしょうか?
そうとしか思えません。
出なきゃこんな発言しないでしょ、普通。
放り投げ、突き放しは大得意
でもね、こうなることはわかってました。
それが父・邦夫氏の死去に伴い補選が行われることになりました。
国会議員になれるアタックチャーーンス!!
はい。喰いつきました。
大川市長の座をポーーーンと投げ出して。投げ出された大川市民はたまったものではないですが。鳩山二郎衆議院議員の中のリトルハトヤマは大川市民と国会議員の地位を天秤にかけて、いや、かけるまでもなく国会議員を選んだのです。
利己的なメンタリティが漏れ出てるよ
記事中の鳩山二郎衆議院議員の発言を拾います。
『筑後市はどうでもいい。私の選挙を邪魔したところだから』
どうです?
溢れ出てるでしょ。お殿様感覚。
『私の』選挙ってなんでしょうか。
ま、立候補したのだから自分の選挙で間違いは無いんだろうけど。
でもやっぱり「“おまえの”選挙じゃねーだろ!」とツッコミの一つも入れたくなるじゃないですか。福岡6区(ちなみに筑後市は福岡7区だけど)のもしくは国の選挙であってつまりそこに住む人や国民のための選挙であってさ。
なんで『私の』って感覚になるんでしょうかねぇ。
タイガーマスク!タイガーマスク!
タイガーマスク運動やってる人が先日名乗り出ましたね。
リアル伊達直人。
なんか普通のおじさん(←失礼)でした。
あの方自身が幼いころに母親をなくしてランドセルもなくてつらい思いをしたから…というのが支援をおこなう動機だと仰ってました。
もちろん素敵な話なんですが、なんか釈然としなくないですか?
だってリアル伊達さん、お金持ちではない、普通のおじさんでしょ?(←失礼)
庶民がお互いに温かいとは言えない懐からそれぞれ出し合って困っている人を助け合うっていうのは日本的だなぁ、と。
「持ってない」人間が助け合うというのはもちろん素晴らしい話だけど、本当にそれだけでいいのかなと思います。
持ってる人がもっと欲しがる滑稽さ
鳩山二郎衆議院議員は間違いなく「持ってる」方の人だよね。
おじさんの元首相もいっぱいお小遣いもらってたし。
本来ならそういう人達が率先して動くもんじゃないの?
にもかかわらず、現職の市長が国会議員の肩書欲しさに市民を放り投げ、公共の選挙を『私の』選挙とのたまいあたかも選挙区が自分の領地であるかのように振る舞い、自分に反対する勢力には「どうでもいい」と突き放す。
ノブレス・オブリージュはどこ行った。
むしろ浅ましくて見てられない。
器が小さくて悲しくなります。
毀誉褒貶はあるけれど田中角栄などは自分と政治的に対立する人間にまで気を配り、人間的魅力に溢れていたと言われますよね。
皆様の清き1票を
あと、よく分からないのが「皆様の清き1票を!」というやつ。
あれって選んでもらう立場の人間が「お前ら有権者は清くあれよ?」って暗に脅しをかけてるんでしょうか。
立候補しているあなたたちは清いのかよ、と思ってしまいます。
買収のおさそいや地域の有力者からの圧力に負けないで選んでね♡ってことかも知れませんが、そういうのの負担を市民に振るなよって話じゃないですか。‟そっち側”で自浄作用を働かせてください。
まとめ
悪い人間が組織のリーダーだと構成員は苦労します。
無能な人間が組織のリーダーだと構成員はもっと苦労します。
リーダーはよく考えて選びましょう。