社会人としての第一歩を踏み出された皆さん。おめでとうございます。
期待と不安で胸いっぱい。覚えることで頭いっぱい。そんな感じでしょうか。
これからしばらくの間は研修を受け、社会人としての基礎知識やその業種ごとの作業方法や各会社ごとの仕事手順などを身に付けていくことかと思います。
さて、実務面のスキルはこれから身に付けてゆくとして、今現在つまり新人として必要とされるスキルとは何なのでしょう。
コミュニケーション能力?
学生時代に専攻した分野における学問知識?
これまでにとった資格?
語学力?
学生時代のバイトで鍛えた仕事力?
そもそもスキルっていうか体力?
僕が考える最も必要なスキルは❝素直さ❞だと思います。
先輩や上司など指導員の指導をどれだけ素直に聞けるかがこれからの社会生活においても 鍵となります。
別に社畜になれと言ってるわけではありません。目的意識も問題意識もなくただただ会社の言うがままに働くことは何のプラスにもなりません。
ここでいう素直さとは「自分の立ち位置」を知るということです。
自分の立ち位置を知るとは学歴やスペックは置いといて、今現在会社の中では最も下っ端で役に立たない存在であるということを一旦受け入れることです。
なぜこんなことを書くのかというと新卒の方たちの中には「指導員のお手並み拝見。むしろこちらが採点してやろう」とか「この先輩(上司)、自分より学歴もスキルも下だろ。適当に聞いとこう」とか「このやり方はないわー。この会社だめだわ」とか特に根拠もなく謎の上から目線をする人がいます。はっきり言います。
君 た ち の 考 え は 見 透 か さ れ て い る よ ! !
例えば指導員が2~3年先輩だったとします。その先輩もつい最近までは新人だったのです。なので新人が考えるようなことはだいたいわかります。
あるいは社会人十数年のベテランが指導員だったら。彼らははるかに経験があります。多くの人とも出会っています。相手が何を考えてるのか推察するぐらいわけもありません。
自分が何を考えてるか見抜かれていると思っていた方が良いです。
まずは自分が一番下にいるということを受け入れるとこれからやるべきことが見えてきます。早く役に立ちたいとか下っ端から抜け出したいとか。そのためにはどうすれば良いかを考えるようになります。「自分は最初からそれなりにできている」と思い込むことほど成長を妨げるものはありません。
新人の今はいくら失敗をしても許されます。
先輩(上司)もそこは織り込み済みです。何しろ自分たちもそうだったんだから。
できない自分を受け入れどんどん失敗して学びましょう。