ginger-yell

辛口エール

ええで、ええで。褒めたらええで。

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パ・リーグ暗黒時代の名将

先日、元プロ野球選手で阪急などで監督を勤めた上田利治さんが亡くなりました。阪急やオリックス、日ハムなどパ・リーグでの監督時代の印象が強いです。ただプロ選手としては広島からスタートしたんですね。といっても選手時代はこれといった成績を残していません。もともと幹部候補生としての採用という意味合いがあったとか。なんでもすごく頭が良くて当時のプロ野球選手としては異例とも言えるくらい文武両道の人だったそうです。

ある意味バブリーなチーム作り

さて上田監督の口癖といえば「ええで、ええで」です。選手を褒める時に「ええで、ええで」と選手を乗せまくる。乗せられた選手が活躍する。で、また「ええで、ええで」…。の好循環。なんとなく知将っぽい感じですが実は意外とイケイケなチームづくりをするんですね。ブルーサンダー打線で沸いたオリックス時代の門田・ブーマー・石嶺とか。日ハムではビッグ・バン打線とかありましたね。細かいことは気にしないゆってぃ型の指導者と言ってもいいと思います。いやさすがに失礼か。

理想の上司ランキングの常連

今だったら「理想の上司」ランキングに確実に入りますね。部下の個性を生かし褒めて育てる。営業で新人君が初めて契約を取ってきたら「ええで、ええで」の嵐です。単位でいうとだいたい20ええでくらいでしょうか。もう新人君は一生ついて行くと誓うでしょうね。すこしくらい失敗してもチャレンジした結果ならまた「ええで、ええで」と言ってくれます。けっして「もうオマエのことなんかどうでもええで」などと見放すことはありません。たぶん。パワハラ議員に聞かせてあげたいですね。

女子アナに言って欲しい珍好プレー

一方、言う時は言います。上田監督といえばあの“伝説の抗議”があります。プロ野球好珍プレーの定番ですね。ちなみに好珍プレーとありますが実際は番組中ほとんど珍プレーで構成されており好プレーは番組の最後にちょろっと流れる程度です。にもかかわらず好珍プレーとなっているのは珍プレーを主体とした珍好プレーだと放送コード的にまずいからなのでしょうか。

ファウルかホームランか、それが問題だ

何の話でしたっけ。

そう、抗議の話です。1978年の日本シリーズで相手選手のポールギリギリのところを通過した打球をホームランと判定され激高!ファウルやんけ!と1時間19分にも及び審判に抗議しました。これはだいたい福岡空港から関空までの所要時間くらいです。つまり僕がのほほんと空の旅を楽しんでいる間中ずーーーーっと抗議している計算になります。チームを守るためにこれだけ本気で抗議するのを見たら部下は意気に感じるでしょう。ま、この年は日本シリーズでは敗退するのですが。。。

外と内の使い分けも大事

外圧に対しては戦い、部下は褒めて伸ばす。理想的な上司といえるのではないでしょうか。ただ、監督後期の頃はいいところまで行くけど優勝できないという脆さもありました。個人の能力に頼る面が大きいからなのか一旦調子を落とすとなかなか挽回がきかないというのは欠点でした。それはそれで人間っぽくていいと思うのですが。プロは結果が全てですが見る人を楽しませるというのも大事な結果の一つですよね。

それでええやんけ

ここ最近社会全体に少しの失敗に対しても許すまじ!というような不寛容な態度が蔓延している気がします。もう少し「ええで、ええで」といえるような余裕があってもいいと思うのですが。

特に上に立つ人、指導する立場の人ほど「ええで、ええで」の精神が求められます。イノベーションだ!が口癖の社長が部下がチャレンジした結果の失敗を「ふざけんな!余計なチャレンジしなくていいんだよ!言われたことをやれ!」といってるのを聞くとイノベーションっていうのはただの看板かよと思わずにはいられません。パワハラ議員にしてもそうです。どうせ自分も含めて完璧な人間などいないのだから失敗ばかりに目くじらを立てるよりもいいとこに目を向けようぜ。っと思います。

 

他人を褒めるのは自分の精神の安定にもつながります。自分に余裕がないと人を褒められないもんね。いや人にじゃなくて自分に「ええで」してもいいんだよね。目指すは1日1ええで。

 

それではまた!