結局さぁ人間って身勝手な生き物だって話でさ。
http://<盲導犬>「汚れる」と乗車拒否 運輸局、タクシー会社処分 毎日新聞 5月28日(土)10時43分配信
以前に盲導犬を連れた人を乗せた後の客に苦情を言われたらしくて、それで今回の乗車拒否に繋がったとか。
そこで苦情を言った人ってどんな人なんだろうね。自分は全く人に面倒をかけずに生きてると思ってんのかな。そういう人はそれこそ「盲導犬連れた人用のタクシー作ればいいじゃん」とか言っちゃうのかな。もう端から隔離する気満々でさ。自分は他人に偉そうに指図する権利があると考えてるのかね。
世の中ってさみんな少し肩をすぼめて「どうも、どうも」って譲り合いながらやっていくことで成り立ってるとこあるじゃん。それを俺だけは絶対道ゆずらねーぞ、って感じの人いるよね。そういえば今日も車運転してて、で、車線変更しようとしたらさ。結構余裕を持って隣の車線に入ろうとしたんだけど、隣の車線のちょっと後ろ走ってるがさ、もう絶対入れてやんねー、何か入れたら自分が損じゃん?みたいな感じでスピード上げて僕を入れてくれなくて。次の車が入れてくれたから僕としてはどっちでもいいんだけどその入れさせまいとしたドライバーがもうホントにしみったれたケチくさい了見の狭い小者にしか思えなくて。だからやっぱりそういうことしてると人から侮られるだけで尊敬を受けることは絶対にないよね。人に優しくした方がいいというのはそういう側面もあると思います。優しい人って器大きいもん。器が大きいから優しくできるということかもしれないけど。
乗車拒否したタクシードライバーもさ、もし犬の毛が落ちてたって思ったんならサササっと掃除すれば良かったんだよ。そしたら苦情受けることもなかったしその後の乗車拒否にもならなかったんだから。
タクシー業界も過当競争で長時間拘束/労働の割に低賃金で大変なのは分かるよ
。でもちょっと車内掃除するくらいは職務の内じゃないのかな。逆に言うとお客さんが沢山付くドライバーはそういう配慮が出来ていると思う。ほんのチョットの気遣いで誰も傷つけなくて済むんならそうした方がいいよ。
このドライバーも苦情を言う客ももしかしたらいつか自分が盲導犬を必要とするときが来るかもしれない、とは考えないのかな。
ここのところあまりにも即物的で想像力の働かない人が増えている気がする。
別にさ、障害者を特別視しろって言う訳じゃないんだよね。そうじゃなくて普通の人と同じように扱えって話ですよね。その上で人に優しくできるかどうかであってさ。
タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。
やっぱり優しい男ってカッコいいよね。