ginger-yell

辛口エール

老害と僕のアンガーコントロール

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先日車で移動中の時のこと。片側2車線の道路だった。

特に急いでいるわけではなく流していたら前方でかなり高齢の男性いやジジイが横断歩道でも何でもないところをしかも左右の確認もせずに急に渡ろうとして車道に降り立った。用途のよく分からないカートのようなものを押しながら。時速300メートルくらいのスピードで。

(おい、マジかよ。このままいったら轢いてしまうかもしれないがいいのか?)

良いはずがない。

犯罪者にはなりたくない。ちなみに反対車線もそれなりに車が走っておりジジイが無事渡るにはプチ渋滞を覚悟しなければならない。

だいたいジジイが渡ろうとした場所から少し行ったところに横断歩道があるのだ。なぜそこまで行かないのか。わかった!面倒くさいからだ。まぁそれ以外には考えられない。老い先短くいつ死んでもいい覚悟で己の運を試しているのか。

いやただ単に横着なだけである。他人が自分のために譲歩するのは当然だと思っているのである。

とりあえず危険を知らせるためにクラクションを鳴らした。

先ほど述べたようにジジイは時速300メートルだったので僕は比較的余裕を持ってジジイをやり過ごすことはできた。

ただ、ジジイの前を通り過ぎる時、なんとジジイが僕(の車)に向かって大量に唾を吐きかけてきたのだ。

ジジイと僕の間は2~3メートルほど距離が開いていたので実際に唾がかかるようなことはなかったのだが正直言って頭に来た。

THE 老害

そんな言葉が頭をよぎった。

どうしよう…

もし手元に3か月前の生卵があればもれなくぶつけてやるところだ。

だがあいにくそんなもの車に積んでない。

あるいはもし僕がデスノートを持っていれば、車を停めて近づき「お怪我はありませんか?もし何かあったら連絡下さい。あ、お名前と連絡先聞いてていいですか?」と好青年風に爽やかに問いかけ本名をゲット。すぐさまデスノートに書き込んでやるところだ。だがその時僕が持っていたのは100均で買った“Complete”と書かれた3冊100円のよくあるノートだ。

(何がCompleteだ。完璧な人生など存在しない!)

車の中で一人悪態をつきながら僕は結局そのまま走り去った。

 

ああいう老害を何とか減らせないものか…

車を走らせながら僕は考えた。こちらの手を汚さずにそれでいて文字通り消えてくれないかなー、と。

その時気づいた。

ジジイの前を通過する際、ジジイがウォータースプラッシュを発動するさまを思い出した。それまで90度に曲がっていた腰はまっすぐに伸び、いやむしろ己の持つ背筋力のリミッターを開放しより強く、より遠くまで唾液を飛ばせるよう反り返っていた。そしてさきほどまではまるで生気の無い表情であったのがカッと目を見開き実に生き生きとした表情で射出口から粘液を噴出していた。ヨボヨボで今にもくたばりそうだったじゃないか。なのにその時の一連の動作は獲物を狙う豹のようにしなやかで素早く無駄のない動きであった。

 

怒りというのは大体において避けるものだと言われている。ストレスになる。体に良くない。アンガ―マネジメントなるメンタルトレーニングもあるらしい。

しかし一方で臥薪嘗胆という言葉もある。怒りが生きるためのモチベーションになりもするのだ。そしてあのジジイはそのタイプの人間なのだろう。

ほら、いいヤツの方が早死にするって言うじゃないか。憎まれっ子世に憚るとも言うしね。つまりああいうジジイも好々爺になれば早死にするんじゃなかろうか。ということは今後僕があのような場面に遭遇した場合は逆切れして喚き散らす老害に「ありがとう&ありがとう」を連呼し怒りを解いてやろう。そうすれば満足し福々しい安らかな貌になるだろう。これで寿命を2~3日分縮めてやれるはずである。また一歩天国への階段を昇ったね!

天国への階段同様この方法はいくら真似しても盗作にはならないのでTHE老害に出くわした際には好きなだけお試し下さい。*ただし結果については当方は責任を負いかねますが。