ワールドカップといえば各テレビ局が毎回イメージソングを起用していますね。特にNHKは放送数が多いこともあり注目が高い。過去にはSuperflyのタマシイレボリューションや椎名林檎のNIPPONとか。僕はドラゴンアッシュのFANTASISTAが印象に残ってるかなぁ。日テレだけど。
ノリが悪い?
そして今回のワールドカップではSuchmosのVOLT-AGEがNHKのサッカー中継のテーマ曲に選ばれています。先日のコロンビア戦の途中にライブで披露もされていました。
しかし、この曲の評判が悪い。
「曲自体はいいんだけど、ワールドカップに合ってない」とか「ノれない」「選んだNHKが悪い」といった声が上がっているようです。
そんな人たちにいいたい。
ニワカだってことがばれてるよ~( ´艸`)って。
馬鹿の一つ覚えの縦ノリ礼賛
たしかにこれまでのテーマソングはノリのいいものリズミカルなもの勇ましいものが多かったかもしれません。そしてにわかファンは 「サッカーの応援歌って縦ノリじゃなきゃ!」って思ってるんでしょうねぇ┐(´д`)┌ヤレヤレ
僕はそもそもSuchmosのことをそれほど知りません。AmazonPrimemusicに入ってるから時々なんとなく聞く程度です。でもVOLT-AGEをこの前聴いてみて「あぁNHKはいい曲選んだなぁ」と感じました。この曲を選んだNHKが悪いなどと言ってる人は本当にセンスがないしそのことを少しは自覚した方がいい。
だいたいフットボールアンセムっていっても色々あります。もちろんノリのいい曲もありますがそればかりじゃないのはサッカーファンなら当然分かること。
YNWA
ハッキリ言ってVOLT-AGEがノリが悪いとか言って文句言ってるようなニワカはしょせん渋谷のスクランブル交差点に集まってノリでウェイウェイしている様な連中とほぼ同義語です。ワールドカップ終わったら「サッカー?何それ?」と記憶喪失になるような方々でしょう。
フットボールアンセムが決して縦ノリばかりじゃないというのは「YOU'LL NEVER WALK ALONE」を聴けばわかります。
BEST YOU'LL NEVER WALK ALONE EVER!!!
すごいよね。この迫力。
僕が思うにフットボールアンセムっていうのは、単に自分たちがノリノリで楽しむためのものだけじゃなくて選手に寄り添い時に力強く時に暖かく選手たちを後押しする力のあるものです。ちなみにVOLT-AGEの歌詞には「you'll never walk alone」って言葉が出てきますね。ボーカルの方がリバプールファンだそうで。
こういった歌をスタジアムで歌うと魂が震える感じましますよ。
島唄
他にもこんなのもあります。
2002年のワールドカップでアルゼンチン代表の公式の応援ソングになったのはTHE BOOMの島唄です。これをアルゼンチン人のアルフレッド・カセーロがカバーして人気が出てアルゼンチン代表の応援歌にまでなりました。
島唄 (Shima-Uta) / 宮沢和史&アルフレッド・カセーロ @2002年日韓W杯
サッカーの楽しみ方は人それぞれ
聞いてもらえればわかるけどYNWAも島唄もスローテンポですよね。それでもちゃーんとフットボースアンセムとして成立しています。
VOLT-AGEでノれないとかいってる人は一度スタジアムに行こう。テレビやスポーツバーで見るのも決して悪くはないんだけど、スタジアムで観戦すれば決して縦ノリの曲だけが応援歌ではないことはすぐにわかるから。ていうかだいいち90分間ずっと跳ねてるわけじゃないですからね。
もしかするとSuchmosのVOLT-AGEでノれるかノれないかでサッカーファンかどうかがわかるという恐ろしい罠をNHKは仕掛けてきたんじゃないでしょうか。