ジンジャーエール

辛口エールで一杯ひっかける

進入禁止違反、2点、7,000円

やっちまいました。

こんにちはジンジャーです。

まずはごめんなさい。

いやもう本当に僕が悪い。朝7時-9時に進入禁止になっている道路に進入してしまい通行禁止区間の始点から数十メートル先にいらっしゃった警察に止められました。標識を見落としたのだから100%僕が悪い。はい。すみませんでした。気をつけます。二度としません。通学路だもんね?事故の可能性があるもんね?交通違反をしたことや標識の見落としがないよう今後はより一層の注意を払って運転します。

防犯=犯罪を防ぐこと

その上で聞きたい。「ここ通学路だから危険だしこの時間帯進入禁止になってるんですよねー」若い警官は僕に言った。僕は聞く。「えっと、じゃあ…」別に反抗するつもりはない。腹いせをしたいわけでもない。「この位置で取り締まる意味なくないですか?この数十メートルの間に事故が起きる可能性もあるわけだし…進入禁止の始点で注意喚起をした方が良いですよね?」若い警官の顔が生鮮食品から乾物に変わる。何十回何百回と言われてるのだろう。「事前に注意してくれたら通学路で事故の起きる可能性を未然に防げる。僕も交通違反をしなくて済む。あなたも防犯できる。みんなハッピーだよね?」その間に僕の後ろにさらに2台の違反者が追加された。朝から商売繁盛で何よりだ。「ほら?こんなに違反者が多いということはその分事故の確率も高まりますよね。あなたたちの立つ位置を数十メートル前にした方が良いですよ?」

 

「貴重なご意見として承ります」

 

翻訳しよう。「貴重なご意見として承ります」とは「話は聞くよ。まっ何もしないけどね」ということである。若い警官がガラガラとシャッターを閉める音が聞こえた。シャッター街に用はないのだ。僕もその場を離れようとした。Uターンしなければ。本当は道路ではなく時間をUターンしたいところだけれどもそれはできない。車を動かそうとしたら若い警官が言う。「このまま真っすぐ行ってください」へ?逆走していいの?「あと何十メートルか行ったら通行禁止区間が終わりますので。そこまでは警官指示ということで行っていいです」そうなのか。けどその間に事故を起こしたらどうなるのだろうか…

教えて欲しい。若い警官の目が死んでいる理由を。

しかしやっぱりよく分からない。事故を未然に防ぐことが最大の主眼なら進入禁止区間の始点に立った方がはるかに良いのじゃないだろうか。なぜわざわざ進入してきた車を捕まえるんだろうか。その分事故の危険が増すわけだし手続だってあるから忙しい警察にとってはほんの数十メートル前に陣取った方が手間が色々と省けると思うんだけど。あと気になったのが対応した若い警官の目が完全に死んでいたことだ。市民を守るという使命に燃えた目をしているのかと思ったが。完全に。きっぱりと。これ以上ないくらいに死んでいた。戒名を付けてあげようかと思ったほどだ。あれはなぜなんでしょうね。もしかすると市民を守るために身を粉にするには死んだ目になるよりほかに無いのかもしれない。あるいは僕から反則金を取ることが申し訳なくてそういう目でいるのかもしれない。何しろ僕の後ろにまだ2台控えていたからわずか5~10分の間にしめて21,000円も稼ぎ出したわけだ。そう考えると警官も大変だ。僕が警察官に一切憧れを抱かないのは犯罪を未然に防ぐ事ができない現状を受け入れるため死んだような目をせざるを得ない彼らの存在がゆえにかもしれない。

 

(追記)

さっそく7,000円払ってきたよ。痛いなー。反省してます。