森友学園の問題に関するニュース。
大阪府の松井一郎知事は21日、学園の認可申請が府の審査基準を満たさないにもかかわらず、認可の可否を議論する府私学審議会にかけていた可能性があるとして、府職員の処分も視野に当時の対応を検証する考えを明らかにした。府庁で記者団に語った。
私学審は27年1月、(本来小学校用地は自己所有が原則。森友学園の開設予定地は借地だったが)条件付きで「認可適当」と答申。学園は28年6月に鑑定価格より8億円あまり安く土地を購入した。
松井知事は当時の判断について「規則に違反していたとまでいえるか、検証する」と述べた。
(産経新聞3/22掲載分より引用)
役人にとって人事上の×は終わりを意味する
いまごろこの件に関わった府職員はびくびくしてるのだろうか。
処分を受けることになれば経歴に大きなバッテンが付く。仮に退職にはならなくても今後の役人人生はほぼ終わったも同然です。これ以上の出世は望めないでしょう。
役人の習性
役人が行わないことってなんだと思います?
それはーーー前例にないこと。
彼らは前例を踏襲することを最も尊びます。
逆に言えば前例にないことを行うのをもの凄く躊躇します。
異例だらけのことばかり
さて、この森友学園問題。
前例のないような異例のことばかりですよね?
借地で申請とか、土地の大幅ディスカウントとか。
こんなの役人が独断でやるのかな、という印象です。
彼ら役人がこうした異例のことをやる理由は限られます。
天の声には逆らえないもの
それはーー上からの指示、ですね。
それも役人の中の上の方ではなく。
政治的な?
それなのに、問題が起きたら役人が真っ先に処分されるかもしれない…とは。
可哀想なものですね。げに恐ろしきは宮仕え、とはよく言ったものです。
安定志向の世の中で
こんな理不尽な目にあうくらいなら僕なんかフリーランスで上等、だと感じます。
そう思えば一見安泰に見える公務員も決して羨ましくはありません。
不況だと就活も安定志向で公務員が人気だといいますが、日本全国に政治家がいる以上森友学園「のようなもの」はどこにでも存在する。となればいつ自分が巻き込まれるか分かったもんじゃない。やだやだ。
トップの器とは
松井知事はどうするんでしょうね。
こういう場合、企業不祥事なんかでもそうなんですがトップは大概責任とらないですけどあれってなんなんでしょうね。
僕はトップってなんかあった時に「責任を取る人」のことだと思ってるんでいつも不思議です。
「知らんかった」ってよく言いますが、あれは結構その通りなんですよね。確かにトップの知らないところで不祥事や不正が行われていることは実は多い。
だから責任とらなくていい、と考えてる人もいるようですが。ちょっと違うんじゃないかと。
「知らんかった」けど「トップやからしゃーない。他に責任とるやつおらんのでワシが責任とるで」みたいな人がいないのはなんでなんでしょう。
まとめ
トップが責任とりましょう。