今週のお題は「夢と挫折」
簡単に言うと、県下でもまあまあの進学校に入学した僕の、華やかになるはずだった高校生活の夢があっさりと潰えた話です。
大したことじゃないんだよ。ただ単に部活が坊主強制の剣道部だったというわけで。
今から20年以上前の話で、まだ“オシャレ坊主”なんてものが無い時代の高校生にとっての坊主というのはほぼ死刑宣告に等しい。
当時学校で坊主だった部活は3つ。
剣道部、柔道部、野球部だ。
坊主の前に人は平等であるべきではないだろうか。が、実際のヒエラルキーは
野球部>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>剣道・柔道部だった。
言っておくがウチの野球部なんて夏の甲子園予選地方大会で3回戦にも進んだことが無いようなクソ弱いチームだぞ。
地方の2回戦あたりでコールド喰らうようなへぼでもエースだというだけで彼女がいたりする。まったく図々しい。
剣道・柔道部は悲惨だ。爽やかな汗、と認識されることはない。
サッカー部やバスケ部や野球部の連中と同じ成分のはずなのに…
しかも剣道部は柔道部を、柔道部は剣道部を「コイツらよりはいくぶんマシ」と同族相食んでいたのだから始末に負えない。
一応自己弁護しておくが、中学でも大学でも、モテたと実感したことはあまりなかったがそれでもそれなりにロマンスはあったのだ。
が、高校時代に関しては全く一切ロマンスの神様は微笑まなかった。
ほんとは帰り道に手を繋いでキャッキャウフフで帰りたかったのに、実際はハゲの集団が5,6人連なっているのだ。いやハゲではない、坊主だ。
ちょうど今、玉竜旗という高校剣道の一大イベントが行われている。
それでちょっと暗黒の時代を思い出した次第である。
Netflix火花お題「夢と挫折」
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