今週のお題「試験の思い出」
今週のお題は試験の思い出。僕もかれこれ15年くらい前に資格試験を受けた。当時少しづつ受験者が増えてきていた社会保険労務士。
法学部出身でも、人事経験もない僕がなぜかこの資格を目指すことに。きっかけは特にない。まあ知り合いから勧められたから?的な。軽いノリです。
で、資格予備校に行きました。教育訓練給付金が使えたので助かった。何しろ当時は会社を辞めてほぼ無職状態だったので。
10月くらいから講座が始まって翌年の8月に試験。まったくの知識ゼロ。それでも何とかなるんもんだ。点数的にはまあまあ余裕で合格ラインを超えていたので救済とかを気にして合格発表ギリギリまでやきもきすることはなかったな。
とはいっても試験前最後の模試ではたぶん合格判定Dくらいだったと記憶している。つまり1か月前にしてこのままではオメー受からんよ宣告をされたわけだ。うわーと思ったけど、その直後に知り合いの社労士にとある会合であったところとても大切な一言をもらった。
「最後まで諦めちゃいかんよ。時間ギリギリまで問題に向き合ってわからないと投げ出さないようにしたらいいよ」細かくは覚えていないけど、だいたいこのような意味のことを言われた。安西先生か、と言いたくなるめちゃくちゃ当たり前のことだけどこれってとても重要なんだよね。
結論から言うとこの箴言は社労士試験ではあまり関係なかった。本番では意外と手応えがあった。あ、これいったなという自覚はありました。先述のとおりまあまあ良い得点でクリアできた。
安西先生(ではなく実在のS先生だけど…)の箴言が活きたのは社労士試験の約2か月後の宅建試験でだ。当時は宅地建物取引主任者で、士業ではなかった。ダブルで申し込んでいたんだね。しかし社労士試験が終わってから宅建試験に取り掛かったため時間が足りなかった。独学だし。本番でも「ああこりゃ無理やな」と10回は思いました。
しかし「最後まで諦めない」精神を発揮した僕はマークシートを怒涛のように勘で塗りつぶしていった。特に最後のほうに5問あるようわからん問題。一問たりともわからずまったく理解せぬままマークしたら3問か4問当たっていた。怖いぜ。そんな調子で勘が冴えまくった結果ぶっつけ本番の宅建試験を無事1回でクリアできた。
ちなみに試験当日僕の真後ろの席の受験者は残り20分くらいの時点で「わからん…もうだめだ…」の発言を何十回も連続再生していた。うるせーよwwとか思ったのもいまでは良い思い出である。思うに僕と彼の合否を分けたのは地頭の出来の差なのだろう。
真面目に話せば絶対に合格するんだという気持ちだと思う。精神論オッケイ。