ジンジャーエール

辛口エールで一杯ひっかける

パトリオットライオット

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とうとうここまできたかって感じです。

mainichi.jp

非国民とはずいぶんと卑怯な言葉だと思う。

一方的に「お前は日本人じゃない!反乱分子だ!違うというなら忠誠心を見せてみろ!」と決めつけるからだ。人に愛国心を見せるよう強制してくるが、そのくせ自分自身の愛国心を証明しようとはしない。自分が愛国者なのは疑う余地がない、ただ存在するだけでいいのだといわんばかりに。

 

それにしても、と思う。

どんどんハードルが下がっているんじゃないだろうか。秋田県が引き受ける代わりに大きな見返りを与えるというのであれば実利を計算して判断することもできるだろう。しかし「非国民が!」という連中はどうも「国のために見返りも求めず協力するのが当然だろうが」と思ってる節がある。見返りを求めようものなら「結局金目か!」とかなんとかと騒ぐ予感がする。日本という国のために労力やら財産やらを無償で提供するのが当たり前だと考えるからこそ「非国民!」なんて言葉が出てくるんじゃないか。沖縄の基地でも原発でも「交付金や補助金貰ってるんだから文句言うな!」って感じだったのが気がついたら「国民なら国のために危険や不安を甘受せよ。しない場合は非国民として非難する」ってなってきているんじゃないか。これぞ全体主義。そのうち私有地だって差し出せと言い出しかねないね。

 

しかし、そこまで愛国的な行動をお持ちの方々はどうして自分の住むところへの誘致活動をしないのだろうか?国のために役に立てるなんてめちゃくちゃ光栄なことじゃん。秋田県が難色を示しているんだからむしろ絶好のチャンスだよ。非国民じゃないのであればぜひそうするべき。日本の役に立てるんだよ。

 

とはいえ秋田県に「非国民!」「日本の役に立て!」と難癖をつける人間たちは絶対に愛国的行動をとることは、ない。残念だけど。沖縄の基地の問題もオスプレイも原発もその他ありとあらゆる厄介ごとはどこかの誰かが負うべきだと彼らは考えている。何のかんのと理由というか言い訳をして絶対に自分が泥をかぶるようなことはしない。他者を「非国民が!」と罵る人間の立ち位置はいつもそうなんだ。

 

国のために何もしない(口だけ出す)ってのは最高に愛国心のない行動のように思えるのだけれど、そこをどう折り合いをつけているのだろうか。本当に不思議だ。

 

もうすぐ夏だというのに、暑苦しい全体主義がやってきたような気がして気が滅入る。