とうとう40歳を迎えた。介護保険の被保険者だ。支払いは増える。なのに収入は増えない。気分は石川啄木である。ま、それはいいんですが。(良くない)
ふと自分を振り返って自分が今持っている物の中で人生に本当に必要なものは何か考えてみる。
家族、友人、仕事……以上。あれ?少ない。こんなものなのか。僕の人生は。
最近物欲がどんどん減ってきてる。
枯れてきてるんじゃないかという疑いもあるにはある。
端から見ればつまんねぇ人生を送ってんなーと思われるかも知れない。
でもこれでいいのだ(バカボンのパパか)
最近「大江戸しあわせ指南」(石川英輔著 小学館新書)という本を読んだ。江戸時代が好きなんです。で、江戸時代の人たちはかなりリサイクルに長けていて無駄なく、慎ましく、それでいて豊かに暮らしていたということを知りました。
別にミニマリストになりたいわけではありません。そこまでストイックにはなれないし。(自分に甘い)
ただ、どこかで今の自分や必要以上のものを持たないことなどに満足してみることも必要かな、と。不満足っていうのはキリがないしね。
だけど自分一人で生きていける自信は全くない(笑)
なので誰かは必要です。
そう考えると今の自分はちょうどいいのかな。これが10年前とか10年後では過不足が出るんだろうな。10年後には10年後の「ちょうどいい」があると思う。そういう意味でなら今の僕に不満はない。(違う意味での不満は山ほどあるが)
その時の僕は欲張りではないか?
その時も変わらずみんなと共にいられるか?
その時大事なことを見失ってないか?
これからも自問自答は続くのだろう。
でもまぁそれも悪くはないか。
ということで40歳を乾杯するお酒はここ最近一番好きな新政酒造のエクリュでと奥さんにリクエストしておこう。そうしよう。却下されたら泣く。たぶん大丈夫だ。強気で行こう。20歳の頃はイヤだった40歳。おいしいお酒が飲めるならそんなに悪くない。