ここ数年SNS離れとかSNS疲れといったことが言われている。
例えば一時期猫も杓子もやってたFBも今はすっかり下火の模様。実際僕の周りの同年代で定期的に投稿をしている人は少数だ。これはインスタグラムやTwitterなど他のSNSでも言える。
下火になった理由の一つとして(というかそれが主な理由なのだろうけど)人間関係が面倒、というのが言われている。
人の投稿にいちいち「いいね!」をしなくちゃいけない。何らかのコメントを残さなきゃいけない。関係を断ちたい人がいる。
確かにFBなんかではフィードに自分の友達の友達の投稿が載ったりして正直「知らんがな」と思うこともある。いや、もっとはっきり言えば友達の投稿でもどうでもいい内容の時があって「心の底から知らんがな」と思う時もある。(でもいいね!は押しちゃう。気が小さいもので…)
自分で必要ないと思って辞める分には個人の選択だから別にいい。
ただ気になることがある。
最近SNSそのものが悪い、無駄みたいなことを言う人がネット上を中心にいる。
確かに建前のいいね!とか、Twitterならぬバカッタ―とかいろいろ問題はある。
んで、SNSで炎上とかあると「ほらね。SNSなんてくだらない。だから俺はSNSなんてやらないんだ。」という。
SNSに興味ない俺カッケ―みたいな。
でもこういう人に限ってSNS(あるいはSNSをやっている人)に関心があるんだよね。何かあったらこき下ろしたいからちゃんと監視してる(笑)
テレビ見ないアピールする人がやたらあの番組はここがダメ、この番組はこれがつまらないと語るようなもの。逆にめちゃくちゃ見てんじゃねーか(笑)、と。
テレビばっかり見るのは良くないかもしれないけど、テレビ番組の中にもちゃんとした見る価値のあるものはある。要はきちんと取捨選択ができているかどうか。
SNSも同様だ。依存症とも思えるような没頭は問題があるだろう。でも全然知らない人と繋がれたり、長い間疎遠だった人と思わぬ再会をできたり、また自分を上手にアピールすることで人生が楽しくなったりと当たり前だけどメリットもたくさんある。
それを十把一絡げに〇〇はダメみたいにするのは「狭い世界で生きてます。狭い視野の持ち主です」というのを喧伝しているだけなんじゃないかな。
最近面白かったのは「ブログ辞めました」ということをブログで書いてた人。じゃあそのブログは何かというと個人的な日記だからコメントだのなんだのは要りませんとも書いている。
じゃあわざわざ公開しないで紙の日記帳に書きなさいな(笑)
対象と適切な距離を保ち上手に活用するーーそのためには様々な試行錯誤や失敗を経験することが必要だけど、それ自体が面倒だからならば最初から関わらないでおこうという考えの人が結構いるんじゃないかなと。
僕はこれからもほどほどにネットライフを送ります。