岐阜の労働基準監督署が中国人技能実習生に対して賃金の不払いがあったとして縫製会社社長を逮捕した。
最低賃金違反だったり時間外手当の不払いがあったりで、とにかくめちゃくちゃだったようだ。しかも労基署の調査に対して偽の賃金台帳を提出するなど非協力的で調査を妨害するなどしたことが悪質とみなされて異例の逮捕となったようだ。
実は逮捕されたのはこの会社の経営者だけではない。
一緒に「受け入れ事務コンサルタント」というのが逮捕されている。
この「受け入れ事務コンサルタント」が具体的にどういう事務をしていたのかは現時点の報道ではわからない。恐らくは会社経営者に対して労基署などの調査の時にどのように対処するか(はっきり言えばどうごまかすか)を指南していたのだと思う。
で、外国人技能実習生を受け入れるにあたってこのコンサルタントがどの部分に関わっていたのかな。
外国人の入国から技能研修、企業への斡旋などトータルに関わってたのかもしくは既に外国人技能実習生を受け入れている企業や受け入れてみたいと思っている企業と監理団体を繋いでいたのか。
いずれにしても企業側もコンサルタントも初めから法令を遵守する気なんてなかったのではないだろうか。
「安く使える」
「どうせ日本の法律を知らないだろう」
「調査に来ても偽の資料を出してごまかしとおせる」
そうたかをくくっていたんだろうなぁ。
ショーンK氏の件でも結構言われているけど、世間のコンサルタントに対する風当たりはなかなかキツイものがある。
もっともらしいことを言って口先一つで数十万~数百万円のコンサル料を稼いでいる胡散臭い連中。
まぁそういう人達もいるでしょう。
でも尊敬に値するコンサルタントがいるのも事実。
個人的には❝身綺麗過ぎる❞コンサルタントはちょっと怪しい。
いいスーツ着てたり(こだわりのセミオーダー)、香水のいい匂いがしたり(だいたいブルガリ)、他の企業の収益を吸い上げた高級時計とか(イヤミか)、まぁだいたい偏見だけど(笑)
会議室でのパワポを使ったプレゼンは得意だけど現場のことは分かって無さそう。これも偏見だけど(笑)
あと会話の中にやたらとビジネス英語が出てきたり(これはマジ)。
わかりやすい言葉で話しやがれ。
企業にとっては1万円の純利益を上げるのもすごく大変なこと。
その利益を虎視眈々と狙うコンサルタントがいるのも事実なんだよね。
企業経営者が思いつかない発想やノウハウ、人脈を持つ有能なコンサルタントもいる。うまく使えれば経営を円滑にできる存在でもある。
黒コンサルと白コンサルを見分ける眼が必要だね。
そのあたりをこれからおいおい書いていきたいと思います。いつになるか分からないけど(笑)