先日来世間を騒がせているプロ野球の円陣・ノックでの金銭のやり取り問題。
僕は実際野球にはそれほど興味がある方ではないし、この問題の是非については賛否いろいろあるみたいだけど現段階ではいいか悪いか判断する材料も僕自身持ってないため置いとく。
で、スポーツ評論家の玉木正之氏がお昼の情報番組で先日巨人以外にもこうしたことをやっている球団があるのではないかと問われ「絶対にない。聞いたこともない。」と断言していた。その直後に阪神でも同様の事例があったことが報じられた(笑)。そして現時点では他に西武やソフトバンクでもあったとか。調査中の球団も含めまだ出てきそうだね。
あれだけはっきり「無い」と断言してたのに…
当然こんな疑問が浮かぶ。
玉木正之氏は本当に現場に足を運んで取材したうえで「他球団ではやってない」と確証を得たのだろうか?本当は取材なんかしていなくて旧知の野球関係者や野球担当の記者にちょっと聞いただけなんじゃないのか?
適 当 ぬ か し た ん じゃ な い の ? ? ? ?
話は変わって。
ここのところスクープの勢いが凄い週刊文春。またさく裂したね。
ショーンKことショーン・マクアードル川上氏(以下川上伸一郎氏)が学歴から経歴から何から何まで詐称していた、と。
で、この人肩書というか本業は経営コンサルタントと名乗っていた。
このコンサルタントまで虚偽と言われることに対しては「コンサルはちゃんとやってます!」的な反論をしているらしい。
ただ共演者などからは「経済の問題などで話を振っても答えが返ってこない」「浅い話しかしない」など言われている。
こうなるともう怪しい。
そもそも経営コンサルタントって特別資格が必要なわけではなくある意味自己申告制な点は芸能人と似てなくもない。
その中で、例えば中小企業診断士とか税理士や社会保険労務士、FPとか〇〇アドバイザーなどの資格を取ることでコンサルタントとしての箔を付ける場合もある。
んで僕も経営コンサルタント的な何かの端くれであるわけなんだけど、一応資格なんか取ったりもしてるんだ。でも資格だけ持ってても実務の経験がないとはっきり言って全く役に立たない。そりゃそうだ。
経営者は会社に何かしらの問題があって、それを解決したいなど切実に悩んだりしててさ。その問題の対処をペーパーの知識だけの人に託したいとは思わない。仮に、万が一託されたっておそらく何もできないよ。
経営コンサルタントに必要な知識って実際の現場で自分がしてきた成功や失敗の中でしか得られない。迷ったら現場に足を運んでそこの人たちに話を聞くもんだよ。少なくとも僕はそうしている。
川上伸一郎氏はとくだね!や何やかやで見たことあるけど、確かに今考えると「誰かが言いそう」なことを言っていたように思う。なんというか一般的な、ありきたりなコメントが多かった印象だ。もっと「自分のコンサルタントとしての過去の経験ではこういうケースがありまして~」とか具体性のある話はあまりしてなかったな。
結局、玉木正之氏や川上伸一郎氏に感じる胡散臭さは「こいつ絶対現場に足運んでねーな」っていう薄っぺらさに起因するものなんだよね。
自分の書斎の中で完結しちゃっている感じ。
で、そういうのっておしゃべりが達者なら一時的にはうまいこと言って持て囃されても結局いずれはボロが出ちゃうんだねってなんか昔話的なオチやわぁ。