ある焼き鳥屋さんでの話。
先日知り合いと二人でちょっと飲もうということになりました。軽く食べた後「もう一軒行こうよ」となり繁華街を歩いてて目についたお店に飛び込んだ。
祝前日で夜9時半ごろ。人気店らしくほぼ満席。焼き鳥のいい匂い。
席(カウンター席、ちなみに店全体では80席ぐらい)に案内されメニューを見る。
どれもおいしそうだ。お酒もなかなか良いものを置いている。
「飛び込みで入ったけど、当たりの店じゃない?」などと会話を交わしてました。
この時までは。のん気に。えぇのん気に。
とりあえず焼き鳥やエイひれなど適当に頼んで、サワーで乾杯!
あぁ~ウマい。
で、しばらくして追加で何か食べ物を頼もうと思ったらちょうど後ろを若い女性店員さんが通りかかったので
「すいませ~ん!」(店内結構ざわついていてたので少し大きめの声で。もちろん
右手ピーンと挙げて)
「…」(スタスタスタスタッ)
「!?」
え?無視された?
聞こえなかったのか…いやいや30㎝の距離だし。一瞬こっち見たし。
まるで透明人間にでもなったような気分でいると(大げさ)、別の店員さんがやってきて注文を聞いてくれた。
で、またしばらくしてお酒を頼もうと(東一を冷やで♪)したら最初の人とは違う若い女性店員さんが後ろを歩いていたので
「すみませ~ん!」
と声かけた。…また無視された!明らかに気づいてるのに!
もしかして普通のお客さんに声かけてしまったのかな?と思ったけど店名とロゴの入ったTシャツ着てるし。照れ屋さんかな?いやいやそれだったら接客業せんやろ。
確かに祝前日でいい時間帯。ほぼ満席で忙しいのはわかる。んで、声かけられても別の作業しててすぐ対応できないことがあるのもわかる。
でもせめて「すみません。少々お待ちください」とは言えないのかな。ちょっと待たされたくらいでブチギレないから(とんだモンスターかい)。
知り合いと「これってどうなの」と話をしていたら最近の若い子のあるあるらしい。
仕事を振られる。でも手一杯の状態だ。引き受けてできなかったら怒られる。
そこで編み出されたのが「気づかないふり」だとか。
「何でやってないんだ!」と言われても「聞いて(聞こえて)ませんでした」と言い逃れることが可能だ(逃げれてないけどね)。積極的に責任を引き受けたくないのかな(おっさんだって積極的に責任引き受けたくないけどね)。
臨機応変(仕事の優先順位を絶えず考えながら入れ替えたりする)さとか交渉力(今すぐはできないがいついつまでならできると納得させるとか)が欠けているんだろう。もちろん若い人全てがそうではないけど。
ただ一店舗で無視する人が2人もいたらそれは問題だろう。
個人の問題というよりお店の問題でしょうね。
流行っていると思っていたお店が気づいたら廃れていたってのはよくあるお話で,
他山の石としなければなどと気を引き締め…ることもなくだらだらと飲んで、じゃあそろそろ「お会計で」と依頼して待つこと十分。遅いなあと思っていたらお会計の依頼が通ってませんでした。ンガァ…