都民ではないがちょっと言いたい。東京アラートなんて響きの良さそうな名前つけてどうすんだ。“映え”ありきでつけるなんてナンセンス。
小池都知事の空虚さ
なんかさ、小池百合子東京都知事はイメージ戦略が非常に上手いと言われている。三密とか。都民ファーストもそうだよね。実際に公約は何一つ達成していないようだけどなんかキャッチコピーの時点でやってます感出してる。
んで、東京アラート。なんで英語やねん。東京警報じゃいかんのですか。アラートて。
なんかさ、この警報を出す意味ってなんなのって考えるのですよ。そしたらやっぱり第2波に備えましょう、気を緩めるとダメですよ、不要不急の外出は控えてねってことでしょう。そこにフォーカスしないといけないわけ。
なのになんでわざわざカッコイイ名前つけるかね。目的があって名前つけてるんじゃなくて「こう思われたい」ってイメージがあって名前つけてるでしょ絶対。イメージ先行。スマートさを出したい。やってる感も演出したい。感染拡大への注意喚起は二の次になってないか。
逆効果の東京アラート
案の定レンボーブリッジには東京アラート見たさに集まった人が結構いたそうだ。逆効果あああ!でもさ、そりゃ当然だよねって話です。だって「映え」を意識して名前つけちゃってるんだもん。映えたい人は集まりますよ。街灯でバチバチいわせてる蛾のように。バチバチと。
都が率先して不要不急の外出を促すイベント作ってどうするんだ。そのうち東京アラートの真下でプロポーズするやつとか出てくるぞ。で、それをさらにメディアが取材して…さらにまた人が集まる。密です。
東京アラート改名計画
警報を出す目的が感染拡大防止への注意喚起なら東京アラートなんてしゃれた名前を変えなよ。映えに集る人に蜜を与えるな。密です。
ということで感染拡大防止を目的とするのであれば逆に思いっきりダサい名前にしてはどうでしょうか。
「チャキチャキ東京deピカピカポン!」みたいな。長いし言いづらい。何よりクソダサい。んで、これを赤とかじゃなく黄土色とか藍色みたいな渋目の色で。あるいは黒。夜の闇よりも黒い黒。映えなんてもんじゃない。もはや見えない。
場所もレインボーブリッジなんかじゃなく港区とか。よくわかんないが高級そうなしゃれたタワマンを黄土色にライトアップとかどう?それか市松模様とか。あるいは上級タワマンに明朝体で「密です。」の文字を浮かび上がらせる。イケてる都民からすると、イケてる都市東京でこんなクソダサライトアップが続くなんて非常に困る。東京が非常にクソダサ都市として世界に発信されてしまう。
それはイヤだ!とみんな行動に注意する。収束が早まる。
まー東京がこんなクソダサネーミングで注目されると足立区民は「東京がやっと足立区に寄せてきたな」と祝杯をあげるかもしれない(偏見)
あと武蔵野市民が「やっぱジョージっしょ!」とイキり散らかすかもしれない。これも偏見。何しろどちらも通過したことはあるが滞在したことはないし地元民と交流したこともないので。ごめんね。
実行しない実行委員会
それはともかく新型コロナウイルス対策はどうも政府や一部の都道府県が「やってます感」を出すのに必死で実効性よりもイメージ先行になっている気がする。
「大阪モデル」とかもそうだよね。よくわからないものがなんとなくのイメージで良いものとして独り歩きしている。
せっかく多くの専門家や科学者が根拠を基に発信してくれてるのに、そういうのはピンときにくいからメディアもあまり取り上げない。一方で出たがりで自己演出に長けた政治屋を目立たせるばかり。
変な話、新型コロナウイルスは国民が賢くなる一つのきっかけでもあると思うんだ。でもどうも政治家やメディアはそうは考えてないっぽいぽいぴーでうんざりする。新型コロナウイルスは紛れもない災厄なんだけど、同時に日本人が科学だの根拠だの統計だのをちゃんと見て判断できるようになるチャンスでもあると思うんだ。ぼんやりとしたイメージや華やかだけど空虚なキャッチフレーズに流されるのではなく、「裏付けがあるのか」「都合の良い数字を拾ってないか」と疑う力や調べる力を養うことができる。そうあってほしい。だけど残念ながら今のところ“いつもの”という感じがします。
僕は東京アラートなんていう間の抜けたイメージありきの言葉をドヤ顔で披露するっていう方がすげーダサいと思うんですよね。そういうのもういいからって感じます。はい。