2016年度の最低賃金は24円アップとなる見通しとなりました。
これにより全都道府県で最低賃金は700円を超え、全国加重平均は初めて800円を超え、822円になることが予想されます。
例年通り10月以降順次新最低賃金が適用されるでしょうから労働者はもちろん非正規雇用を多数使用する企業の、特に人事や給与計算の担当者は大変でしょうね。
さて今回の最低賃金引き上げでどのような影響があるのか、有識者としてある番組に呼ばれ解説をすることになりましたのでその模様をお届けします。
司会者「それでは最低賃金引き上げによってどのような影響があり、どう対策するべき
か探っていきたいと思います!今日はよろしくお願いします」
僕 「お願いします。ではまず労働者の4割にも達する非正規雇用者及び彼らを多数
司会者「あ。ちょっと待って。ガチの話する気?ちょっと、一回カメラとめて!」
僕 「え?」
司会者「そういうのはぁ、NHKとか田原総一朗とかがやるから。本物の専門家呼んで」
僕 「あの…専門は…」
司会者「こっちが聞きたいのは、オタクみたいな吹けば飛ぶような零細事業主で子供二
人抱えて、最低賃金引上げの恩恵は大して受けないのに人件費捻出のための価
格転嫁とかの影響だけはしっかりと受けるような雑魚がどうサバイブするの
か、ってことなのよ?」
僕 「あの…?」
司会者「どうせ月1~2万の小遣い制だろ?しょぼい奴め」
僕 「うぅ…」
ちなみに実際のところ小遣い制というよりは必要な時だけ必要な分が支給されるクーポン制に近い形態となっています。旧ソ連か。
いっそ体制転覆を謀って奥様に対し一斉蜂起をしようかとも思いますがおそらくものの5分と掛からぬうちに制圧され、鼻から流れ出た真っ赤な血によりリビングは瞬く間に赤の広場へと変貌を遂げるでしょう。その後は粛清かよくてシベリア送り。まだまだ命が惜しい僕はシベリアでの強制労働を選択します。(死ぬのは怖いよね?人生80年だとするともう50%も消化してるのか。しかし残りは50%じゃない。毎日100%で生きるなら100%×365日×40年。1,460,000%になった(笑)まぁこれだけあれば充分じゃない?)
しかし全国平均が800円超えるといったって東北や四国、九州などの一部又は大部分ではまだまだ700円台前半なんだよなぁ。産業別最低賃金の対象業種の拡大を検討してもいいと思うんですが。どうなんでしょう?