自称天才編集者がセクハラをしたということで叩かれている。実際、報じられているような言動があったのであれば非難されるのは当然であるしさらに報酬も未払いであればなお悪い。だいたいにおいて自称で自分を高く見せようとする奴は信用がならない。
あれはセクハラだよボケ
さて自称天才編集者クンは「何がセクハラだよボケ」と自身が主催するオンラインサロン内で発言したそうだ。内輪でイキがる感じがいい。最高に小物臭がする。
セクハラ問題に関わることのある身として言えるのは報じられた被害女性とのやり取りはセクハラとして認定される可能性が大きいものだということ。対価型セクハラの典型と見える。要は出版社とライターという力関係を利用して“イイコト”したいと迫っているのである。
自称天才編集者には女が寄ってくるものだと思っているのだろうか?喜んでパンツを脱ぐとでも?自称天才の割には感覚が40年前のままでアップデートされていない。本当に天才なんだろうか。どうにも疑問がわく。
僕にはただのわがままでスケベエな時代遅れの俗物に見える。まあある意味で遅れてる日本人にはこうした感性がヒットするのかもしれない。確かに、幻冬舎の社長とかそういう感じだもんね。知らんけど。
君の罪って重い
セクハラや痴漢などの性犯罪について、必ず一定数の「被害に遭った女性にも落ち度がある」だの「ハニートラップ」だのと見解を出す奴がいる。よくわからん。たぶん頭がおかしいのだろう。関わり合いになりたくないものだ。
セクハラは組織を壊す。百害あって一利なしだ。間違いない。根本的なことを言えば、他人の人権を尊重せずモノ扱いするようなことを放置する組織が誠実な仕事ができるとは思えないだろう。
そういう組織から人は離れる。社員も、顧客も、取引先も、上場会社なら株主も。そう考えると組織の衰退の原因を作ってるわけだから罪は重いんだよなあ。
まともな感性の持ち主なら、立場の強さを利用してハラスメントをして平然としているようなヤツと仕事なんてしたくないだろ?僕は絶対にそんなヤツと仕事をしたくない。もっと言えば自称天才編集者の本を愛読しているようなヤツもどうせ似たような思考だろうから関わりたくないので距離を置く。
反省しろ
文春の記事を読んで何より腹が立ったのはここだ。
《あの、反省してないです。気を付けます。以上。反省はしないです。忌野清志郎のことばに、「自分の手で食っていく奴が簡単に反省しちゃいけない」っていうことばがあって。俺は反省してないです。ふざけんなバーカ》
オンラインサロン内で自称天才編集者はこう発言したそうだ。
はあ???????????????
なに清志郎の言葉を引用してんだよ???????????
清志郎の精神と対極にいるようなクソがなに清志郎と自分を重ね合わせてるんだよ。クソが。
自分の信念に従って誠実に仕事をしている人間なら簡単に反省なんてしちゃいけないだろうね。清志郎が言っているのはそういうことだろ。
対してこの自称天才編集者にどんな崇高な信念が?ツイッターに偉い人たちとの会食風景に“権力者飲み!”とコメントをつけ「私は偉い人のケツの穴を舐めるのが好きですよー」といわんばかりのことを投稿するような俗物のどこに清志郎との接点が?むしろ清志郎から日本で一番遠いところにいるヤツだろ。
いやマジでわかんねー。
わかんねーといえばオンラインサロンでは好き勝手言っておいて、あとで問題になると反省文をしれっと投稿する精神だ。いや全然天才じゃないじゃん。
天才はそんなにコロコロ場所によって意見を変えて、世間の空気を伺うものなのかよ、と。ただ空気読んでキョロキョロ周りを気にしているだけじゃないか。右向け右。お手!3べん回ってワンワン!ほんと首輪がお似合いだよ。もう一回言うけどぜんぜん清志郎的じゃないよな。よく清志郎の言葉を引用しようと思ったものだ。図々しい。
最後に。
もし若い人で、この自称天才編集者に憧れている人がいるなら「止めておいたほうがいい」と忠告したい。こういうタイプは長続きしないよ。
問題点を指摘されても「俺は正しい!」と絶叫し居直るようではとても成長しない。
せっかく自分が成長できるチャンスをみすみす棒に振って「俺が悪いんじゃない!周りが悪いんだ!」と酒を飲んでクダを巻く。
こういう面倒臭い中高年心当たりない?それとこの自称天才編集者は同じなんだよ。思考も行動も。だいたいね、天才を自称するやつなんて一番信用しちゃいけないの。オーディションに「家族や友達が勝手に応募しちゃいました」と同じくらい信用できないんだから。