寒い日には読みたい。
ディケンズの名作「クリスマス・キャロル」
話の筋はいちいち言わなくてもいいと思うのだけど、一応ね。
強欲なスクルージ爺さんがある年のクリスマス前日の夜にかつての仕事仲間で数少ない友人?で7年前に亡くなったマーレイ爺さんの幽霊の訪問を受ける。
マーレイ爺さんはとてもつらそうで、生前もっと人に施しをしておけばよかったその後悔でいまも世界のあちこちを歩き回らなければならない責め苦を受けていると告げる。
スクルージはその後3人の幽霊と共に幻想の中を旅して、他人を信じず周囲に厳しく当たってきた自分の行いを悔やみ始める。まだ人生はやり直せると感じたスクルージは改心する。そしてクリスマス当日…。
持っている人間が、持っていない人間へ分け与えること。
人にやさしくすること、施しを与えることは自分が損することではないということ。
別にお金やモノでなくてもいいじゃない。
自分が持ってる知識や経験を分け与えるとかでも。
そういうことを考える日なら、クリスマスは偉大だ。
それを思い出させてくれるこんな古典は好きだ。