ジンジャーエール

辛口エールで一杯ひっかける

高須院長がだいぶメンドクサイことになってきた

民進党と係争中のイエス!高須クリニック!でお馴染みの高須院長。

こんどはミヤネ屋での元宮城県知事・浅野史郎氏の発言に噛みついた。浅野氏の発言の要旨は「名誉棄損で争うというけど、名誉棄損というのは事実と異なることを言った場合なわけで高須クリニックは悪徳業者なんだから別に事実と異なっておらず名誉棄損じゃなくね?」ということみたいですね。

これに高須院長は激おこ!スポンサー降板&提訴をチラつかせて謝罪を求めました。その結果ミヤネ屋で宮根誠司氏他がお詫びを“謹んで”申し上げ、高須院長もツイッターで「ゆるすぜなう」などと発信し一応和解に至ったようです。

 

と、一連の流れを見ていて非常に危うさを感じます。

怒りの表明の仕方がどうしようもなく下品

浅野氏の発言(「高須クリニックは悪徳業者」)が名誉棄損だとして高須院長は激怒しました。これについては高須クリニックが悪徳なのかどうか判断する材料を僕は持ってないので何とも言えません。ただ一方的に悪徳業者だ!と言われて怒るのは理解できることでありその点についてはどうこう思いません。

ただ怒りの表明の仕方がね。

自社の名誉を傷つけられた、というのであればいかに事実に反するかに焦点を絞って反論した方がいいのではないかと思います。

スポンサー降板&提訴をチラつかせるというのは、いかにもカネと権力で押さえつけてやろうという根性が透けて見えてしまうわけですよ。

自社に不利益を与えた取引先に対するペナルティとして取引停止を通告するのは別に普通のことだけどそれは粛々と行えば良くないか?と思うのです。少なくとも表立ってそこをメインの争点にしてしまうと結局金かい!とかなっちゃうわけで。そのあたりにどうしても下品さを感じてしまいます。

芸能人の顔を根拠なく整形だ!と論じるのは名誉棄損ではないのか

高須院長といえば美容整形の第一人者?の様なものだけど結構あのモデルは整形だ、あのアイドルはいじってるというようなことを仰ってます。おおかた自身の経験に基づく推量で論じてるんでしょうけど、これって名誉棄損じゃないのかなと思います。名指しで指摘された芸能人にしてみればそれが事実と異なる場合はもちろんのことたとえ事実であっても伏せておきたかったとしたらかなり迷惑な行為じゃないのかな。

自身の名誉に関しては非常に敏感だけど、他人のそれにはあまり関心を払わないというのはどうなのか。

まぁ典型的なネトウヨ的思考ともいえます。自分に甘く他人に厳しいという。

不思議な共生関係

今回の件でもネトウヨは大喜びでしょうね。浅野氏に謝らせた、と。

高須院長はヒーローです。

そんなネトウヨ達はたいがい整形がお嫌い。でも高須院長は整形で生計を立てている…。う~ん、どうなんでしょ。

もっと言えば高須院長は高学歴で大金持ち。おそらくは多くのネトウヨ(低学歴定収入)とは反対側に位置しているわけなんですが、それでもこの熱い支持はどういうことなんでしょうね。

メンドクサイ世の中になってきた

 まぁ高須院長も浅野氏に向かって「そんなに悪徳だというなら一度うちに来て整形受けてみたらどうですか?取引先の出演者だから1割引きくらいのおまけはつけまっせ」ぐらいに言っておけばあぁ大人な対応だなぁとは思うのですが。もちろん先述のように自分が誇りを持って行っている仕事を「悪徳だ!」と決めつけられたら怒るのはわかります。それでもカネや権力にモノを言わせるというのはちょっと違うんじゃないかと。

一番間違ってるのはそんな高須院長を祭り上げてるネトウヨなんだけど。彼らはホントに搾取される体質なんだなぁ。。。