今、Yahoo!ニュースの意識調査で『ピッチャー大谷VSバッター大谷、どっちが勝つ?』というアンケートを行っている。
投手として二桁勝利。打者として3割20本。さらに日本シリーズでは日本球界最速の165㌔を計測。
野球に詳しくない僕でもそれぐらいのことは分かります。グーグルでちょちょっと調べればね。
大谷界の変遷~安土桃山から平成にかけて~
今や大谷界は翔平のものです。
かつて大谷と言えば吉継の天下でした。天下は取れなかったけど。
時代は下り平成になると大谷界は晋二郎のモノとなりました。
何しろIWGP王座、世界ヘビー級王座も獲っていますから。ちゃんと天下を取っています。
あ、大谷晋二郎をご存じない方のために補足しますとプロレスラーです。彼のいた頃が新日ジュニアの最盛期だったと個人的には思います。
ライガー、エル・サムライ、カシン、金本、高岩、2代目ブラックタイガー(エディ・ゲレロ)にワイルドペガサス(クリス・ベノワ)…個性的ですねぇ。みないいレスラーです。特にエディとベノワはその後のWWEでの活躍を見てますます好きになりましたが、二人とも若くして鬼籍に入ってしまったことはとても残念です。そういえば今週のアメトーークはWWE芸人だそうでワクワクしています。
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しかし、そんな大谷界も翔平の時代となりました。
そこで冒頭の意識調査ですが、なかなか面白いですね。ぽこたてほこ×たてみたいです。
自分で言うのもなんですが僕も忙しい時間を割いて貴重な1票を投じてみました。
…ごめんなさい。平日の昼間にこんな記事書くくらいには暇です。
で!僕は!バッター大谷に投票をしました。
しかし…世間的にはピッチャー大谷なのですね。
圧倒的大差
僕が投票した11月29日午後2時の時点では
ピッチャー大谷 ………20,801票(64.8%)
バッター大谷 ………11,323票(35.2%)
なんとダブルスコア近くの大差を付けられています。やっぱりそうなのか。
165㌔だもんねぇ。
しかしながらッ!
僕がバッター大谷に投票したのもまさにこの165㌔なるがゆえになのです。
だってね、165㌔のボールを芯で捉えてバックスクリーンに叩き込む…これができるのはバッター大谷なのではないでしょうか?その方がロマンがあると思いませんか?
このようなお遊びが成立するのも大谷選手が投打の二刀流という何とも漫画チックなロマンあふれる存在だからだと思います。
そこで僕もかのやうな浪漫溢るる意識調査といふものを実施してみたく思った次第です。
緊急意識調査:近田豊年は左投げで行くべき?右投げで行くべき?
う~ん。非常に悩む。どちらも捨てがたい…
左、かなぁ。。。
いや!
しかし!
やはりどちらかに絞ることなどできないッ!両投げこそが彼をオンリーワンたらしめているのだから。
そう。両投げでいいんだ!
プロで1試合しか投げていなくても覚えていられる、それが個性
近田豊年さんは1980年代後半に南海ホークス(現FSH)などに在籍した元プロ野球選手です。彼は日本のプロ野球史上唯一のスイッチピッチャー(両投げ)だったのです。打者が右打ちか左打ちかによって自分もどっちで投げるか使い分けるんですよ!凄くないですか?まぁ実際には上記の通りプロ通算1試合の登板に終わり、しかもその時は左でしか投げてないですけど。
これが彼の1軍選手としての全てです。
プロ野球選手としておよそ成功したとは言えないでしょう。
僕が彼を知ったのだってたまたま当時南海ホークスがダイエーホークスとして移転してきたのと、その当時両投げということで少しばかり取り上げられていたからです。
でも逆に言うとたいして野球に詳しくもない僕でも、この特異な個性を通して覚えているもんです。
もし左腕1本に絞っていたらどうなっていたか(彼はもともと左投げ)。
もうちょっと長くプロの世界にいたかもしれない。そうじゃないかもしれない。
でも確実に言えるのは両投げの様なインパクトで長く人々の記憶に残ることはなかったであろうということです。
それがいいとか、悪いとかということではありません。
ただ、個性っていうのはそういうものだと。
人と違ったっていいんだよ、と。そのままで。
結果は残せなくとも、人の記憶に残るという爪痕を残せたのだから間違いではないんだろうなぁと思います。
たとえ立派なほこやたてを持っていなくても大丈夫。