内閣府が「おとう飯」のキャンペーンをやっていますが案の定ネガティブな意見が殺到しています。
おとう飯(はん)ってなにそれ
最初目にした時「オトウメシ」と読んじゃいましたが実際は「オトウハン」なんですね。日本では男性の家事育児参加がまだまだ低いこともあり料理を通じて男性の家事参加につながればってことだそうです。その際に料理に多少失敗してもいい。これまで料理そのものを避けてきた“おとう”に低めのハードルが設定されています。ちなみにキャンペーン大使にはお笑いコンビ・イシバシハザマの石橋尊久が任命されています。なんでも育児に関する民間資格を複数取得しているそうです。育児に関する民間資格ってなんだ…。あと知らなかったのですが料理はメッチャ上手いらしいですね。
詳細は内閣府のHPをご覧ください。
おとう飯への世間の冷たい反応
予想通り世間はこのおとう飯キャンペーンに対して冷たい反応です。
「長時間労働をなんとかしろ」
「じゃあ夫を早く帰らせろ」
「役所の考えることはいつも世間とずれてる」
「いかにも世間知らずな役人が考えそうなことww」
まー出るわ出るわネガティブの嵐です。プレ金とかキッズウィークとかだいたいにおいて役所主導の政策は“世間知らずの役人が考えた”と批判される傾向にあります。現場をの苦労を分かってない的なね。
ただ僕は少し違う受け取り方をしています。
確かにプレ金とかキッズウィークとかやり方や告知に問題はあるでしょう。実態との乖離もあるでしょう。だけどいつも「できないできない」ばかり言う人ってなんなの?とも思うんですよ。やろうとしないからできないんじゃないの?って。
長時間労働を何とかしろというのなら少しでも仕事が早く終わるような工夫をしているのか。
会社の風土としてなんとなく先に帰っちゃいけない空気があったとしてなぜそれに従うのか。
取引先の都合で…っていうなら取引先と交渉しないと。それで取引先から切られたらもっといい取引先見つけようよ。
それでも社会全体から残業は頑張ってる証的な空気があるなら変えるための行動をしようよ。
何もしないで「あれはできないこれはできない」と言っても始まらないでしょ。
空気なんて読むな
仕事が終わったらさっさと帰れ。それが普通になる世の中にしないと。
そのかわり仕事はきっちりとやる。だから誰からも不満が出ない。
仕事なんて原則はかけた時間ではなく質で評価されるもの。どうしても一定の時間が必要なものや単純作業は除くけど。でもいまだに企業も時間をかけた方が偉いと思っています。そのくせ効率化を求めるけど(笑)
いつかプレ金やキッズウィークやおとう飯が当たり前になるように
今は違和感があってもいずれこれらのことがごく当たり前のことになる世の中にならないとも限らないでしょ。そのために冷笑的に「ムリだよ」と決めつけるのではなくやってみてもいいんじゃないでしょうか。それで運用していく中で「ここは変えた方がいい」とかブラッシュアップすればいいんだから。一番良くないのは何もしないことなのにね。
だからこういう役所主導の政策にいつも「どうせムリww」とか言ってる人が一番世の中の変革を阻んでるんじゃないかとさえ感じます。
批判するのは簡単だけど、一回くらい乗っかってみてもいいんじゃないの?
いいじゃん、おとう飯。
それではまたね!