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巫女のくせになんだとは何だ。議員のくせに。

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議員のくせになんだ、である。

自民党大西英男衆議院議員が自身が所属する細田派の会合で恐ろしい発言をした。

 

ことのあらましはこんな感じだ。

北海道の選挙の応援に行ったときのこと。訪れた神社で20歳の巫女に自民党に投票してよとお願いしたら「自民党はあまり好きじゃない」と言われたので「巫女のくせになんだと思った」と明かした。他に「巫女さんを誘って札幌の夜に説得しようと思った」とも述べたそうだ。

 

所属する派閥の会合でのスピーチで、いわばホームということもあってちょっと気安い気持ちで笑いでも取ってやろうと思ったのかもしれないがあまりにもセンスも品性も知性も理性もかけらもない言葉だ。

 

「巫女のくせに」はヘイトスピーチじゃないのか

「巫女」という属性を勝手に下に見ているからこそこういう発言をするんだろうな。

そしてたまたま今回は「巫女」が対象だっただけで、他の属性についても容易に見下すのだろう。

 

「若者のくせに」「老人のくせに」「女のくせに」「障碍者のくせに」「低学歴のくせに」「派遣のくせに」「パートのくせに」「非正規雇用のくせに」「低所得者のくせに」etc.

 

行きつく先は…

「 一 般 市 民 の く せ に ! ! 」

 

大量議席と高支持率で隠そうともしない愚民観

議員様という偉い立場の人が投票をお願いしたんだから黙って受け入れろ、という意識があるんだろう。個人の思想信条を無視してというかそういうものを持つなとさえ考えているんじゃないの?

どの政党を支持しようがどんな政治思想を持とうがそんなのは個人の自由だ。

断られたからと言って馬鹿にするなんて言うのは最低だ。

 

あと札幌の夜で~の下りはウケ狙いで言ったんだろうけど。全然面白くない。議員として品位に欠ける。

「あまり自民党は好きではない」と言われたのはなぜなのかよく考えるべきではないのかな。

何より自分たちの言うことを聞かない人を特定の属性に当てはめ見下すのはとても危険な思考だ。一定の人たちを差別したり社会から締め出すことに繋がる恐れがある。国会議員、それも政権与党にいればそういうことも可能ではあるからね。

 

笑ってる場合じゃないだろ

これは大西議員個人の問題ではない。会合の様子は撮影されていて発言もバッチリとカメラに収められている。ニュースで見たのだけど「巫女のくせに」発言の時、他の議員たちは結構笑っていた。その場の雰囲気で何となく笑ったのかもしれないが、これは同じように特定の属性を勝手に見下す排除の論理を持つ議員がそれだけ沢山いるということなのだろうか?なぜ誰もその場で注意や抗議をしなかったのか。

 

今更だけど政治家の質の低下というかそもそも資質に欠けてるじゃんという様はホントに酷い。

ちなみにこの会合の主催である細田派の細田博之幹事長代行は島根県選出ということもあってか大西議員の発言を「出雲の人からみるとはらはらした。東日本の人は頭に浮かんだらすぐに発言をしてしまう」と苦言を呈したが。東日本の人が皆そうじゃあないでしょうと突っ込みたくなるような、これまたひとくくりにして語る乱暴なコメントである。派閥の長がこれだもんなぁ。しかも党の幹事長代行という要職者なんだよなぁ。

 

人間の度量の話で、小物ほど権威とかそういうのを他者に見せつけたがるよね。

一般社会でもそうだけど。器の大きい人ほど丁寧だし謙虚だよ。

 

逆に「議員のくせにスミマセン」ぐらいのことがいえる度量のある政治家はいないのか。