ジンジャーエール

辛口エールで一杯ひっかける

「障害児増え学力低調」発言の鹿島教育長こそ教育の障害である

とんでもない発言だ。

 

昨年12月鹿島市の教育長が議会で「障害児が増え学力が低調になっている」という趣旨の発言をしたと報道されている。

これは議会で「学力向上の結果が出ない問題はどこにあるか」と尋ねられ「発達障害の子どもが少しずつ増えている。特別支援学級も若干増えている。」と答えたことによる。そしてこれらについての数値的な根拠はなく、ただ単に自分の実感というか感覚的なもので決めつけたものだった。

 

開いた口が塞がらない。

全体がうまくいかない理由を少数の人たちや社会的弱者に押し付けるとは。

堂々とマイノリティを差別する思考の持ち主が一つの市の教育長を務めていることに恐ろしさを感じる。

 

家庭教育の問題とか、教育者の質の低下とかその他の社会状況とか色々あるはずだ。

単一の要素であるはずがなく、必ず複合的な要因があるはずである。

 

障碍者を「社会の足を引っ張る邪魔な存在」としか思ってないんだろう。

悪いことは全て彼らに押し付けようとしている。

恐ろしく、邪悪で、唾棄すべき思考だ。

 

子どもたちが聞いたらどう思うだろう。

「教育長という偉い人が障碍者のせいだと言っている」

「じゃあ俺たちも障碍者を差別しようぜ」

となるんじゃないの?

子どもたちの教育に最悪の影響を与える最悪の「障害」だよ。

 

こういう人物がどうして教育長などという要職につけたのだろう?

ホントに世の中の仕組みというのは不思議なものである。