ジンジャーエール

辛口エールで一杯ひっかける

御パレード

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若者に人気のRADWIMPSの新曲がなにやら騒動になっています。

「HINOMARU」というアレなタイトルの曲の歌詞がまるで軍歌のようであるとして批判され、それに対していや表現の自由だとか侃侃諤諤。

まるで就活生

個人的な感想を書くと、非常にペラい歌詞だなぁと思いました。何にも響かねー的な。逆によくこの歌詞を世に出そうと思ったなオイみたいな。特に気になるのが我々の身体に流れるのは「気高きこの御国の御霊」で、さらに「御国の御霊」だの「日出る国の御名」と“御”が渋滞していルところです。その様はまさに御のオンパレード。野田洋次郎氏にとっては御の字でしょうか。御意。しかしどうにも昨今の意識高い系の就活生っぽい。上っ面はいいのだけど中身が伴わない。まるで桐の箱に入ったゴミを見せられているようだ。

クリエイティブの狭間

軍歌批判に対してアーチストからは「こんな世の中じゃクリエイティブなものが出てこなくなる」と反論が上がってます。確かになんでも過剰に反応しすぎるのは良くないでしょう。ただ「HINOMARU」についていえば「これがクリエイティブか」と感じます。僕はアーチストでもクリエイターでもなんでもありません。そんなオマエがクリエイティブのなにがわかる、と言われるかもしれませんが。じゃあクリエイティブってなんなのさ。

人を動かすもの

僕が考えるクリエイティブっていうのは出来上がった作品そのもののことではなく、その作品がそれを見た人聞いた人触れた人感じた人の何かを動かす、その時にクリエイティビティが発動され何かをクリエイトするのではないかと。ちょっとなに言ってるのかわかりませんね。ここはひとつ海原雄山先生の御言葉を借りましょう。「人の心を動かすのは唯一人の心だ!!」料理のテクニックに走った山岡さんを痛罵したこの言葉はまさにクリエイティブがなんなのかの答えでもあるのではないでしょうか。

無批判性とクリエイティブ

クリエイティブの原動力ってなんだろう。なにが人をして創造に走らせるのでしょうか。それはやはり現状に対する「なぜ?」や「問題意識」ではないのか。こんなのがあれば便利なのに、に答えて新製品が開発されるし、現状に対する批判精神があるからこそゴッドセイブザクイーンが生まれるのだろう。国を愛する気持ちはわかるけど、それと同じくらいこの国がおかしな方向にいかないか批判的な目を持つことがいかに重要か。それを日本は敗戦で学んだんじゃなかったのかな。その批判的な部分だけ取っ払って賛美しかしないとしたら…。おっかないよね。

美しい国

だから日本を美しい国と賞賛するのは別に構わない。それ自体は心の中の気持ちの話だから。でも日本は美しい国で全くなんの問題もないと考えるのはそれはやはり違うと思う。むしろ今の日本を見るとどこが美しいんだとしか感じない。アーチストならそういった部分にこそ光を当てる必要があるんじゃないだろうか。日本は美しくもあり醜くもある。野田洋次郎氏は「日本が好きだと言いたい」と語ってます。であれば直視しなければいけない問題にも触れてほしい。子どもの貧困、ブラック企業、ブラック社員、責任を取らない政治家や官僚。儲かりさえすれば良いという一部の経営者。格差。ヘイト。差別。語るべきことはもっとあるよな?「HINOMARU」はなんか「永遠のゼロ」のようなんだよなぁ。

謝罪の必要はない

別に野田洋次郎氏は謝罪する必要はない。「HINOMARU」を批判する人たちも謝罪なんか要求するべきではないでしょう。ただくだらないゴミを世に出しただけ。それだけ。世の中にはああいったものをクリエイティブだと考えている人がいるってことだけ。それは価値観の違いなのでどうでもよろしい。繰り返すけど「HINOMARU」の歌詞は本当に薄っぺらい。トンカツ屋にいって0.2㎜の薄さのカツが出てきて店の大将に「ウチはこういう店だ」と言われたら「そうなのか」と思うしかないわけで。カツに対する認識の違いであって、その店に二度と行くもんかと念じればいい話です。ちゃんとしたたとえ話ができなくてスミマセン。

ゴミの山をかき分けろ

僕の中では「HINOMARU」はモー娘。のラブマシーンと大して変わらない。ニッポンの未来は世界がうらやむ♪みたいな。ああいうバカっぽさが売りなんでしょう。野田洋次郎氏もだから「右も左も思想的な意味もなく」といってるんでしょう。いわばコミックソングだと。このコミックソングに乗っかって日本スゲー!とか日本の誇りとか狂ったように愛国心(断言しておくが、普段偉そうに愛国心を語る人ほど実際に戦争になったら後方支援に就くことを希望するよ) を煽り立てるのだけは本当に辟易する。愛国心ってのはこんなゴミみたいなコミックソング程度で語れるものなのかね?

 

ゴミは分別しましょう。

 

 

 

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