ジンジャーエール

辛口エールで一杯ひっかける

40/15000の胸騒ぎ

今年もあの季節がやってきましたね。

日本人なら絶対に知っているあの風習。新年のご挨拶。急に筆まめになるヤツ。一度はお年玉懸賞当たってみたい。でも最近ずいぶんと廃れ気味なあの風習。

 

THE年賀状

 

で、タイトルの通り注文しました。40枚。

この40枚という数字が多いのか少ないのかは分かりません。取り敢えず、です。胸騒ぎに駆られまして。なんかザワザワしてます。

だって…あと14960枚ですよ!売れるのか!?

 

何の話かっていうとアレですよ。自爆営業。

 

知り合いに頼まれまして。

知り合いの知り合いの息子さん(遠い関係)が15000枚のノルマを課されたそうで30歳そこそこの人間に15000枚もの年賀状が捌けるわけもなく苦悩しているということで話が回ってきました。知り合いの方には常日頃お世話になっているのでお返しにとばかりに非常に些少ではあるけれども協力しますよ!ということで40枚購入しました(ジャパニーズギリニンジョウ)

 

なんでもこの知り合いの知り合いの息子さん(長い。以下郵便ジュニアとする)、親御さんにも相談できずここ数年間自爆営業を続けた結果今では数百万円のカードローンを抱える自己破産予備軍の多重債務者になってしまったそうです。

実家住まいで、家にメチャクチャ届くカード会社の請求書に親御さんが気づいたらしく、ていうかふさぎ込むことが多くて心配はしていたもののまさか事態はここまで悪化しているなんて思いもよらず…

 

詳しく書こうと思ったけどなんかメチャクチャ気分が悪くなってきたのでこの辺にしておきます。(体力が尽きたのもある)

郵政は「ノルマは課してない」というけれども、実質誰がどうみたってノルマだし、であれば到底捌ききれないような量の業務を押し付けるのはパワハラに該当する可能性が高いんだけどねぇ。

 

電通の件は凄く取り上げられて改めて過重労働の問題が浮き彫りになったけど、この件はそこまで大々的に報じられることは多くないような気がします。

だけど年賀状ノルマで体調崩したり、多重債務に陥ったり、最悪自死したり…そういう人いっぱいいると思うんだよね。もっと問題視されるべきだと思うんだけどなあ。

 

僕は今回人助けだと思って購入したもののでもそれってこの悪しき風習の存続に一役買っただけじゃねーのかとなんとも釈然としない気持ちにもなったので酒飲んで寝ます。