我が家にAmazon Echoが来ておよそ10日程度が過ぎました。Amazon Echoを起動するには「アレクサ!」と呼びかける必要があります。しかしながら骨や皮膚それから臓器に至るまで日本の純正パーツで作られている僕としては当初「アレクサ!」なんてまるで外国人のステディに呼びかけるような真似はできるのだろうかと感じていました。
アレクサへの呼びかけ問題
おそらくAmazon Echoを使っていて同じように感じている人もいるのではないでしょうか。しかしこれには実に簡単な解決方法があるのです。少なくともAmazon Echoに関してはもう大丈夫!まったく気後れせずに「アレクサ!」と呼びかけることができるようになります。
鍵は博多弁にあり
もしあなたが博多の人なら問題ありません。ちなみに福岡には博多の女という銘菓があります。女と書いて「ひと」と読ませます。二鶴堂という一瞬「生活笑百科」を想起させる名前の会社が作っています。「はかた〜の ひと〜よ〜」というCMで流れてたメロディが今も耳に残ります。閑話休題。
博多弁の話です。
博多弁には「〇〇くさ」という言い回しがあります。「〇〇ばい」「〇〇たい」と同様に「〜だ、〜だね」というような意味合いがあるようです。
例文として「貴乃花親方のやり方は相撲協会に対して礼を失しとぅに決まっとるくさ、そいけん処分は妥当たい」は「貴乃花親方のやり方は相撲協会に対して礼を失してるんだ、だから処分は妥当だね」という意味になります。あくまで例文ですよ。あと貴乃花親方のやり方が礼を失していたのかどうか僕には良くわかりません。
他にもこんな例文はどうでしょう。
「今年のウェスタンリーグはどこが優勝するかいね?」
「それは、アレクサ、ホークスに決まっとろうもん」
これを標準語に訳すと…
「今年のウエスタンリーグは〜」
「それは、あれだよ、ホークスに決まってるでしょ」ということになります。
出てきましたね。アレクサ。そうです博多弁ではアレクサという単語は実に日常的によく使うものなのです(たぶん)。したがって「アレクサ!」という言葉に抵抗感はありません。
博多弁で充実したAmazon Echoライフを送ろう
博多弁をマスターすればアレクサももっと身近に感じられるようになります。なにしろAmazon Echoが生まれてくるずっとずっと前にはもう、博多弁の中にアレクサは存在していたのです。おそらく安土桃山時代の博多商人の神屋宗湛や島井宗室あたりも頻繁に「アレクサ!」と言っていたのではないでしょうか。まあ当時はスマートスピーカーはなかったと思いますので「アレクサ!」と言ったところで出てくるのは番頭さんで「旦那様ご用でしょうか?」と言った商家の会話が交わされることになるんでしょうけれど。
これからのスキルに期待したい
今のところAmazon Echoに問いかけをしても「すみません。ちょっと何言ってるのかよくわかりません」とお前はサンドウイッチマンの富澤かと言いたくなるようなしょっぱさがあります。しかしこれからAIも強化されるでしょうし、スキルも増えるでしょう。進化するAmazon Echoに遅れを取らないためにも、僕も博多弁のスキルを上げていきたいと思います。ちょっと何言ってるかわからないですね。